患者の財布から現金を窃取した窃盗事件で、不起訴の獲得に成功した弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が紹介します。
◆事件概要◆
依頼者の息子(20代男性、看護師、前科なし)は、勤務する病院に入院している患者の財布から現金を抜き取った窃盗の容疑で警察の取調べを受けていました。
被害者感情は強く、既に勤務先の病院からは出勤停止の懲戒処分を受けていましたが、弁護士が間に入って被害者対応することで、被害者には謝罪を受け入れてもらうことができた上に、お許しいただくことができ、刑事手続きは不起訴処分となりました。
◆結果◆
不起訴処分
◆事件経過と弁護活動◆
既に息子は警察の取調べを受け、犯行を自認していましたが、被害者への謝罪等の対応ができていなかったことから、依頼者は弁護士に対して被害者対応を強く希望していました。
担当の弁護士は、警察の取調べに対するアドバイスを行うと共に、息子の勤務先病院を通じて被害者に連絡を取り示談交渉を開始しました。
示談交渉を開始した当初、被害者は、入院していた病院で被害にあった事から非常に強い処罰感情がありましたが、弁護士が粘り強く交渉を続け、息子の謝罪の意思を伝えたところ、最終的には謝罪の場を設けていただくことができ、そこでお許しいただくことができました。
そして最終的には、宥恕条項の記載された示談書にもご署名いただくことができ、その結果をもって刑事手続きは不起訴処分で終結しました。