奈良の刑事事件 当て逃げ事件で示談解決の弁護士
奈良県奈良市在住のAさん(40代女性)は、自宅近くのスーパーマーケットで買い物を終えて、自分の自動車を運転して出車する際に、隣に停車していた他人の自動車に強くぶつけて、車体に傷をつけてしまいました。
しかし、事件の発覚を恐れたAさんは、そのまま何もせず、車で走り去りました。
後日、奈良県警奈良西警察署より、Aさんのもとに、当て逃げ罪の容疑で、事情聴取する旨のハガキが届きました。
奈良西警察署によると、スーパーの防犯カメラに事件の様子が映っていたとのことです。
Aさんは、事件への対応につき、刑事事件に強い弁護士に相談することにしました。
(フィクションです)
【当て逃げの罪】
当て逃げは、刑事処罰の対象となる犯罪です。
道路交通法違反により、法定刑は「1年以下の懲役又は10万円以下の罰金」とされています。
ただし、実務では懲役刑が科されることはほとんどなく、当て逃げで有罪判決が出た場合には、罰金刑とされることが多いです。
・道路交通法72条1項前段
「交通事故があつたときは、当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員~~は、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない」
当て逃げは、単なる物損事故といえども、刑事裁判を受けることとなる犯罪ですので、もし裁判で有罪となれば、前科がつくことになります。
前科を回避するための方法として、刑事事件に強い弁護士に依頼し、弁護士が当て逃げ被害者との示談交渉を試みて、被害届を取り下げる形での示談を成立させることが重要となります。
検察官が当て逃げ事件の起訴・不起訴を決定する際には、被害者の処罰感情が大きく考慮されますから、被害者との示談が成立していれば、不起訴処分を得られる方向に働くこととなります。
弁護士は、示談交渉の他にも、当て逃げの犯行状況が悪質でないことを示す事情や、被疑者の十分に反省している事情などを、検察官に提示し、不起訴獲得に向けた取り組みをいたします。
当て逃げ事件でお困りの方は、刑事事件を専門に扱っている、あいち刑事事件総合法律事務所の評判のいい弁護士にご相談ください。