全治1ヶ月の重傷を負わせた傷害事件で、保釈と執行猶予の獲得に成功した弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が紹介します。
事件概要
依頼者の夫は(30代男性、前科なし)は、兄弟が被害者グループとトラブルになった旨の連絡を受け、実兄に加勢するために凶器を持参して現場に行きました。
そしてそこで、凶器を使って被害者の頭部等を殴打して、被害者に対して全治1ヶ月の重傷を負わせたのです。
この犯行から2カ月近くが経過したある日の朝に、兄弟と共に殺人未遂罪で通常逮捕されてから選任された弁護士は、不起訴を目指して被害者に対して示談交渉を行いましたが、全治1ヶ月にも及ぶ重傷を負っていたことから被害者感情は非常に峻烈で結果を得ることはできず、20日間の勾留満期と共に傷害罪で起訴されてしまいました。
しかし起訴と同時に保釈を請求したところ、起訴翌日には夫の保釈が決定し早期の釈放を実現することができたのです。
また、起訴後も被害者代理人弁護士との交渉を継続して行ったところ、判決までに賠償金の一部を受け取っていただくことができ、最終的に執行猶予判決を獲得することができました。
結果
保釈
執行猶予
事件経過と弁護活動
犯行から2ヶ月近くが経過して逮捕された際は、共犯者として兄も逮捕されていたことから、勾留と共に、接見禁止が決定してしまいました。
そのため弁護士は、この接見禁止の解除を試みましたが、兄との通謀を理由に接見禁止が解除されることなく20日間の勾留後に、傷害罪で起訴されてしまったのです。
ただ一緒に逮捕されていた兄が不起訴となったことから、起訴後すぐに保釈による釈放を実現することができました。
そしてその後の刑事裁判に向けては、本人が事実を認めていたことから、執行猶予を獲得するために綿密な打合せを行うと共に、勾留期間中にかなわなかった被害者対応を継続的に行いました。
その結果被害者には、賠償金を受け取っていただくことができ、刑事裁判では、奥様である依頼者に情状証人として裁判に出廷していただくなどして、最終的に執行猶予付きの判決を獲得することができたのです。