【お客様の声】電車内の痴漢事件 略式罰金で早期解決
◆事件概要◆
この事件は、依頼者の弟様(国立大学に通う22歳男性、前科なし)が、大阪市内を走行中の電車内において女子高生の臀部を服の上から触った痴漢事件です。
依頼者は、警察から弟様が逮捕された知らせを受け、両親と共に警察署まで行きましたが、弟様と面会することができませんでした。
そこで依頼者に弊所の初回接見サービスをご利用していただき、弟様と接見した弁護士は、警察の取調べや、今後の刑事手続きに関してアドバイスを行いました。
その結果、弟様は逮捕の翌日に検察庁に送致されたものの、勾留請求されることなく釈放されたのです。
そしてその後、改めて刑事弁護活動の依頼を受けた弁護士が、すぐさま被害者との示談交渉を開始しましたが、被害者感情が非常に強く示談を締結するに至りませんでした。
しかし示談交渉の状況を細かく担当検察官に報告していたことから、事件からわずか3週間後には略式罰金が決定し、事件は早期解決しました。
◆弁護士の活動◆
~初回接見~
大阪府で痴漢事件を起こせば、大阪府公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反(通称 迷惑防止条例)となり、起訴されて有罪が確定すれば「6月以下の懲役又は50万円以下の罰金」が科せられます。
軽微な犯罪であることから犯行を認めていれば逮捕される可能性は低いですが、犯行現場から逃走したり、犯行を否認している場合は逮捕される可能性が高くなります。
実際に今回の事件で現行犯逮捕された弟様は、被害者に捕まって警察官から事情聴取された時は犯行を否認していたようです。
しかし弁護士が初回接見で弟様と面会した時には、弟様は犯行を自供していました。
そこで弁護士は、弟様が警察官から適正な取調べを受けているかを確認した上で、今後の刑事手続きの流れや、処分の見通し等を説明し、身体拘束を短くするために、送致後に行われる検察庁での取調べの対応等についてアドバイスしました。
そして初回接見の翌日、弟様は検察庁に送致されましたが、弁護士のアドバイスが功を奏し、裁判所に勾留請求されることなく釈放されたのです。
~刑事弁護活動~
その後、改めて刑事弁護活動の依頼をいただき活動を始めた弁護士は、まず被害者様との示談交渉を開始すべく、担当の検察官に被害者情報の開示を求めました。
今回のような痴漢事件は、被害者との示談が成立するか否かが、その後の刑事罰に大きく影響します。
特に弟様のように初犯の場合は、被害者との示談が成立すれば不起訴処分になる可能性が非常に高く、その場合は刑事罰を受けることはなく、前科にもなりません。
そのため、事件を担当した弁護士は検察官から開示された被害者様に連絡し、弟様やそのご家族の謝罪を伝えた上で、示談交渉を開始しました。
あらかじめ弟様に謝罪文を作成していただくだけでなく、弁護士は、ご家族様とも話し合い、弟様の監督を約束していただいて、その内容を文章にしていただいており、被害者様に、その内容を伝えたのです。
しかし被害者様の被害感情は非常に強く、交渉を開始した当初は謝罪すら受け入れてもらえない状況が続きました。
回数を重ねるごとに柔軟な対応をしていただけるようになり、最終的に被害者様に謝罪を受け入れてもらうことはできましたが、示談を締結するまでには至りませんでした。
そのため、弟様の不起訴処分を得ることはできず、略式罰金という結果に終わってしまいましたが、被害者様との交渉状況を随時検察官に報告していたことから、検察官が終局処分を決定するまでが非常に早く、事件発生から終結するまでに1カ月を要しませんでした。
略式罰金という結果にはなりましたが、弟様は、勾留を回避できたことから拘束期間が短くなったことや、略式罰金で公開裁判を免れることができたことから、早期に大学に復学することができ、今では事件前の生活に戻られています。
弊所には、今回のような痴漢事件の法律相談や刑事弁護活動のご依頼が多数ございます。
電車内の痴漢事件でお困りの方、ご家族、ご友人が痴漢事件で警察に逮捕された方は、一人で悩まずに、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
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