Archive for the ‘刑事事件’ Category
元彼女とのわいせつ画像がネット流出 リベンジポルノ被害防止法で刑事告訴~②~
~前回の「元彼女とのわいせつ画像がネット流出 リベンジポルノ被害防止法で刑事告訴~①~」からの続き~
どんな行為が処罰されるの?
では、どんな行為がリベンジポルノ被害防止法で処罰されるのでしょうか?
まとめると次の通りです。
公然陳列罪
「私事性的画像記録物」を不特定又は多数の者に公然と陳列(法律3条2項)
(Aさんの行為)
提供罪
「私事性的画像記録」を不特定又は多数の者に提供(法律3条1項)
「私事性的画像記録物」を不特定又は多数の者に提供(法律3条2項)
提供、公然陳列行為をさせる目的で、「私事性的画像記録」又は「私事性的画像記録物」を提供(法律3条3項)
※ただし、法律3条1項と2項は、「第三者が撮影対象者を特定することができる方法」によらなければならないとされています。
どんな刑事罰を受けるの?
「私事性的画像記録」を不特定又は多数の者に提供(法律3条1項)と「私事性的画像記録物」を不特定又は多数の者に公然と陳列したり、提供(法律3条2項)の法定刑は、「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」です。
提供、公然陳列行為をさせる目的で、「私事性的画像記録」又は「私事性的画像記録物」を提供(法律3条3項)の法定刑は「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」です。
リベンジポルノ被害防止法は親告罪
ここでご紹介した罪はいずれも、刑事告訴がなければ公訴を提起する(起訴する)ことができない親告罪です(法律3条4項)。
刑事告訴とは、犯人を処罰して欲しいという被害者の意思表示のことをいいますから、仮に示談を成立させるなどして、被害者のお気持ちが緩和されれば告訴を取消していただく可能性も残されています。告訴が取消されれば、刑事処分は自動的に不起訴処分となります。
まずは弁護士に相談を
SNSが普及し、多くの方がSNSを利用するようになった現代では、リベンジポルノ被害防止法のように、インターネット上での犯罪が横行しています。
このような現状を受け、警察はインターネット上での犯罪行為に対して非常に敏感に反応し、厳しく捜査している印象があります。
リベンジポルノ被害防止法の捜査においては、更なる拡散被害を防止するために、関係先の捜索差押えや、犯人の身体拘束など強制力を用いられる可能性も十分に考えられますので、早めに弁護士に相談し、弁護活動を開始することをお勧めします。
リベンジポルノ被害防止法に関する法律相談や、リベンジポルノ被害防止法違反で逮捕された方にたいする 初回接見サービス をご希望の方は、フリーダイヤル0120-631-881までお気軽にお問い合わせください。

大阪府を中心に、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県など近畿地方で、犯罪行為による刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う法律事務所です。
刑事事件・少年事件専門の弁護士による専門知識と経験に基づく弁護活動によって、依頼者様のお悩みや不安を、親身になって全力でサポートいたします。
刑事事件・少年事件に関する相談は全て無料です。相談・接見は、土日祝日、夜間でも即日対応可能です。スケジュールの都合が合えば、お電話をいただいてからすぐ相談・接見を行うこともできます。ぜひご相談ください。
元彼女とのわいせつ画像がネット流出 リベンジポルノ被害防止法で刑事告訴~①~
元彼女とのわいせつ画像を投稿して、ネット流出させたとして、リベンジポルノ被害防止法で刑事告訴された事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が解説します。
参考事件
大阪府門真市に住むAさんは、長年交際していた彼女から、突然、別れ話を切り出されました。
Aさんは、彼女とよりを戻そうと、何度も説得を試みましたが彼女の気持ちが変わることはありませんでした。
そこで、Aさんは、彼女との交際時に密かに撮影し、自宅のパソコンに保存していた彼女との性交時のわいせつな画像データ(顔などから彼女を特定できるもの)を、SNS上に投稿しました。
これを知った彼女が大阪府門真警察署に相談し、刑事告訴したことから、Aさんはリベンジポルノ被害防止法で事情を聴かれることになりました。
(フィクションです)
リベンジポルノ被害防止法
リベンジポルノ被害防止法は、正式には「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律(以下、法律)」といいます。
リベンジポルノを公にされることによる個人の名誉及び私生活の平穏に対する侵害及びその拡大を防止するために設けられた法律です。
リベンジポルノとは?
世間ではよく「リベンジポルノ」と言われていますが、法律ではどのように定義されているのでしょうか?
この点、法律2条は、世間で認識されている「リベンジポルノ」のことを「私事性的画像記録」又は「私事性的画像記録物」と呼んでいます。
前者は要は画像写真、動画、後者は写真、HDD、BR、DVD、サーバーなどの記録媒体を指すと考えていいでしょう。
そして、両者に共通する、「私事性的画像」とは、次の人の姿態(すがた)が撮影された画像のことをいいます。
- 性交又は性交類似行為にかかる人の姿態(すがた)
- 他人が人の性器を触る行為又は人が他人の性器等を触る行為に係る人の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの
- 衣服の全部又は一部を着けない人の姿態であって、殊更に人の性的な部位が強調されているものであり、かつ、性欲を興奮させ又は刺激するもの
ただし、「私事性的画像記録」又は「私事性的画像記録物」からは、撮影対象者が、第三者がそれを閲覧することを認識した上で、任意に撮影を承諾し又は撮影したものは除かれます。
~次回の「元彼女とのわいせつ画像がネット流出 リベンジポルノ被害防止法で刑事告訴~②~」に続く

大阪府を中心に、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県など近畿地方で、犯罪行為による刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う法律事務所です。
刑事事件・少年事件専門の弁護士による専門知識と経験に基づく弁護活動によって、依頼者様のお悩みや不安を、親身になって全力でサポートいたします。
刑事事件・少年事件に関する相談は全て無料です。相談・接見は、土日祝日、夜間でも即日対応可能です。スケジュールの都合が合えば、お電話をいただいてからすぐ相談・接見を行うこともできます。ぜひご相談ください。
【速報】警察の不適切な取調べ 警察官が「殺すぞ」「お前あほか」と発言
警察官が「殺すぞ」「お前あほか」と発言するなど、昨年1年間、全国の警察で不適切な取調べが13件あったことについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が解説します。
昨日、警察庁は全国の警察が被疑者(容疑者)の取調べを行った際に、不適切とされている行為が10事件で13件あったと発表しました。
不適切とされた取調べの内容は
- 取調べ中に居眠りを繰り返す被疑者(容疑者)の服を揺さぶった。
- 「殺すぞ」「お前あほか」などと被疑者(容疑者)に不安を覚えさせたり、尊厳を害する発言をした。
- 共犯者の供述内容を被疑者(容疑者)に伝えて便宜を図った。
といったものです。
ちなみに発表によりますと、これら不適切な取調べが発覚した経緯は、警察内部からの申告で発覚したのと、被疑者(容疑者)からの苦情で発覚したケースがあるようです。
※こちらの記事は、3月23日配信の朝日新聞DIGITALを引用しています。
不適切な取調べについて
昭和の時代であれば、取調官が被疑者(容疑者)を恫喝して脅迫したり、時として暴力を振るって自白を強要することは日常的に行われていたと言われており、いまになって再審請求されて判決が覆ることがたまにあります。
現代のように捜査技術が発展しておらず、客観的証拠の収集が難しかった時代は、被疑者(容疑者)の自白に頼る捜査員が多く、有罪を得るために無茶苦茶な取調べが行われていたといいます。
しかし平成の時代にこういった捜査手続きが問題視され、警察等の捜査当局も取調べにおける様々な取り決めがなされ、そういった違法ともいえる不適切な取調べは減少傾向になり、令和の時代となった今では、一部の事件では取調べの様子が録音録画されるなど、取調べの可視化が進み、不適切な取調べは根絶されたかのように思われています。
しかし、警察庁が発表したように、いまだに不適切な取調べが行われている現実があるようです。
警察庁が公表している不適切な取調べについては、こちらのコラム をご確認ください。
不適切な取調べを受けたらどうする?
取調べを受けている被疑者(容疑者)のほとんどは、どんな取調べが適切で、どんな取調べが不適切なのかすら分からず、自分の受けている取調べについて疑問を持つことがないかもしれません。
自分が受けている取調べが適切なものかどうかをご自身で判断することは非常に困難だと思いますので、自分が受けている取調べに不安がある方は弁護士に相談することをお勧めします。
まずは弁護士に相談を
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部は刑事事件を専門に扱っている法律事務所で、不適切な取調べに対しても対応しています。
ご自身が受けている取調べに不安のある方は、是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部の無料法律相談をご利用ください。

大阪府を中心に、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県など近畿地方で、犯罪行為による刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う法律事務所です。
刑事事件・少年事件専門の弁護士による専門知識と経験に基づく弁護活動によって、依頼者様のお悩みや不安を、親身になって全力でサポートいたします。
刑事事件・少年事件に関する相談は全て無料です。相談・接見は、土日祝日、夜間でも即日対応可能です。スケジュールの都合が合えば、お電話をいただいてからすぐ相談・接見を行うこともできます。ぜひご相談ください。
コインロッカーに赤ちゃんの遺体を放置 死体遺棄罪で逮捕
コインロッカーに赤ちゃんの遺体を放置したとして、女性が死体遺棄罪で逮捕された事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が解説します。
女性は、今年の1月、大阪市淀川区の阪急十三駅近くのコインロッカー内に、女の子の赤ちゃんの遺体をカバンに入れて放置したとして死体遺棄罪で逮捕されました。
この事件は、西淀川区のコインロッカーの荷物する回収する会社が、倉庫で保管していたバックの中から袋に入れられた状態の女の子の赤ちゃんの遺体を発見して発覚し、警察が捜査を進めていたようです。
別の報道によりますと、逮捕された女性は「お金もないし、誰の子供か分からないので、育てるつもりはありませんでした。」「コインロッカーなら長い間見つからないだろうと思っていた。」と供述しているようです。
今回の事件は、まだ産まれたばかりの赤ちゃんが亡くなるという何とも痛ましい事件です。
本日のこの事件を参考に死体遺棄罪について解説します。
死体遺棄罪とは
死体を遺棄することで成立する犯罪です。
ここでいう「遺棄」とは、社会通念上埋葬とは認められないような態様で放棄することをいいます。
今回の事件のように、遺体を袋(カバン)に入れて、コインロッカーに放置するのは当然のこと、遺体を土に埋めた場合であっても、遺棄に当たる場合はあります。
死体遺棄罪の法定刑は?
死体遺棄罪の法定刑は「3年以下の懲役」です。
罰金の規定がないため、起訴されると必ず刑事裁判で審理され、そこで無罪か執行猶予を得ることができなければ刑務所に服役しなければなりません。
今後はどうなるの?
逮捕された女性は逮捕された死体遺棄の事実については認めているようです。
今後の捜査で、赤ちゃんが死亡するに至った経緯が明らかにされていくでしょう。
そこで気になるのが、逮捕された女性の「育てるつもりはありませんでした。」という供述です。
生まれてきたばかりの赤ちゃんを放置するなどして死亡させた場合は、保護責任者遺棄致死罪や、状況によっては殺人罪にも問われる可能性があります。
死体遺棄罪に強い弁護士
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部は刑事事件を専門に扱っている法律事務所です。
ご家族等が死体遺棄罪で警察に逮捕された方は、即日対応が可能な 初回接見サービス のご利用をお勧めします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部の弁護士に弁護活動をご希望の方は、今すぐ フリーダイヤル 0120-631-881 までお電話ください。

大阪府を中心に、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県など近畿地方で、犯罪行為による刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う法律事務所です。
刑事事件・少年事件専門の弁護士による専門知識と経験に基づく弁護活動によって、依頼者様のお悩みや不安を、親身になって全力でサポートいたします。
刑事事件・少年事件に関する相談は全て無料です。相談・接見は、土日祝日、夜間でも即日対応可能です。スケジュールの都合が合えば、お電話をいただいてからすぐ相談・接見を行うこともできます。ぜひご相談ください。
昏酔強盗で友人が逮捕 警察署への出頭を検討~②~
本日のコラムでは、Aさんの行為が昏睡強盗罪に当たるかどうかを検討します。
Aさんの行為が昏酔強盗罪に当たるか?
昏酔強盗罪が成立するには
①財物を窃取する意思がある
↓
②この意思に基づいて、財物を窃取することを目的に相手を昏酔状態に陥らせる
↓
③相手が昏酔状態に陥る
↓
④財物を窃取する
という構図が成り立たなければなりませんので、Aさんらが、女性の財布から現金を盗む目的で女性にお酒を強要していたのであれば昏酔強盗罪が成立するでしょうが、女性がお酒に酔いつぶれたのを見て、そこで現金を盗むことを思いついて犯行に及んだのであれば、昏酔強盗罪の成立は難しいでしょう。
Aさんの行為は何罪になるのか?
上記事件概要のとおり、女性が自発的にお酒を呑み、泥酔して眠り始めた状況を見たAさんが、その時点で女性の財布から現金を盗むことを思いついて、犯行に及んだのであれば、窃盗罪が成立する可能性が高いでしょう。
しかし、どの時点で犯行を決意し、友人と共謀したのかについては、Aさんや友人を取調べなけらば判明しませんので、警察等の捜査機関は、被害者である女性の供述を基に捜査を開始します。
おそらく、捜査機関は、被害者の女性からは
①居酒屋で知り合った男性2人組とカラオケでお酒を呑んだ。
②泥酔して寝てしまった。
③気付くと男性はおらず、財布の中から現金を盗まれていた。
という供述が得れているでしょうから、昏酔強盗罪の立件を目的に捜査を開始し、それに基づいた証拠資料を疎明して逮捕状を請求するでしょう。
ですからAさんの友人は「昏酔強盗罪」で逮捕されたと思料されます。
窃盗罪の法定刑が「10年以下の懲役又は50万円以下の罰金」であるのに対して、昏酔強盗罪の法定刑は「5年以上の有期懲役」と非常に厳しいものです。
誤った法律が適用されないためにも、事前に刑事事件に強い弁護士に相談してから取調べに対応することをお勧めします。
刑事事件に強い弁護士
大阪市内で刑事事件を起こしてしまった方、昏酔強盗罪を起こして大阪府南警察署に出頭を考えておられる方は、刑事事件に強いと評判の弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部にご相談ください。

大阪府を中心に、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県など近畿地方で、犯罪行為による刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う法律事務所です。
刑事事件・少年事件専門の弁護士による専門知識と経験に基づく弁護活動によって、依頼者様のお悩みや不安を、親身になって全力でサポートいたします。
刑事事件・少年事件に関する相談は全て無料です。相談・接見は、土日祝日、夜間でも即日対応可能です。スケジュールの都合が合えば、お電話をいただいてからすぐ相談・接見を行うこともできます。ぜひご相談ください。
昏酔強盗で友人が逮捕 警察署への出頭を検討~①~
友人が昏酔強盗で逮捕されたので、警察署への出頭を検討している事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が解説します。
参考事件
大学生のAさんは、同級生と共に大阪の難波の居酒屋でお酒を飲んでいた時に、若い女性二人をナンパし、一緒にお酒を飲みました。
居酒屋を出た四人は、その後、カラオケに場所を移し、そこでも四人でお酒を飲んだのですが、女性二人が酒に酔って居眠りを始めたことから、Aさんは友人と共に、女性の財布からお金を抜き取ることを企てました。
そして女性が完全に眠り込んだことを確認して、Aさんらは財布から現金だけを抜き取って、そのまま女性を残して帰宅したのです。
2日前に友人が、大阪府南警察署に昏酔強盗罪で逮捕されたことを知ったAさんは、刑事事件専門の弁護士に法律相談し、この弁護士に警察署への出頭に同伴してもらいました。
(フィクションです)
昏酔強盗罪(刑法第239条)
人を昏酔させてその財物を窃取すれば「強盗罪」になります。(刑法第239条)
強盗罪と言えば、人に暴行や脅迫を加えてお金等の財物を強取する犯罪をイメージしがちですが、相手方を昏酔させてその犯行を抑圧して財物を窃取する行為も、実質的な違法性の程度は通常の強盗罪と同じであることから、昏酔強盗罪は、強盗罪と同じ扱いを受けます。
犯行の性質上、昏酔強盗罪は「準強盗罪」と呼ばれることがあります。
昏酔強盗罪の「昏酔」とは、一時的又は意識喪失その他、意識又は運動機能に障害を生じさせて、財物に対する有効な支配を及ぼし得ない状態に陥らせることを意味します。
代表的な例としては、睡眠薬を飲ませたり、麻酔薬を投与することがこれに当たりますが、大量のお酒を呑ませて泥酔させることも「昏酔」に当たるとされています。
また相手を昏酔させる行為は、財物窃取の目的でされなければ昏酔強盗罪は成立しないとされています。
明日のコラムでは、Aさんの行為が昏酔強盗罪に当たるかどうかを検討します。

大阪府を中心に、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県など近畿地方で、犯罪行為による刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う法律事務所です。
刑事事件・少年事件専門の弁護士による専門知識と経験に基づく弁護活動によって、依頼者様のお悩みや不安を、親身になって全力でサポートいたします。
刑事事件・少年事件に関する相談は全て無料です。相談・接見は、土日祝日、夜間でも即日対応可能です。スケジュールの都合が合えば、お電話をいただいてからすぐ相談・接見を行うこともできます。ぜひご相談ください。
生活保護の不正支給 背任罪で区役所を捜索
大阪府警は、生活保護の支給審査を怠り、生活保護を不正に支給し市に損害を与えたという背任罪の容疑で、堺市内の区役所を捜索しました。
生活保護の不正受給で、支給を受けている側の人間が詐欺罪等で逮捕される事件はよく耳にしますが、今回は、支給した役所側が背任罪で立件されるという極めて珍しい事件です。
本日のコラムでは、この事件を参考に「背任罪」について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が解説します。
今回の事件は、昨年堺市の集合住宅で男性を殺害したとして警察に逮捕されている男に対して、区役所の職員らが生活保護費を不正に支給したという背任事件です。
記事によりますと、区役所の職員は、支給するかどうかを判断するのに必要となる調査を怠り、男に対して生活保護費の一部にあたる運転免許の取得費用を不正支給し、市に約30万円の損害を与えた疑いがもたれています。
「背任罪」ってどんな罪
背任罪は、刑法第247条に規定されている法律で、財産上の事務処理を任された人が、自分又は第三者の利益のため又は事務処理を委託した本人に損害を与える目的で、その任務に反する行為をして、本人に損害を与えることで成立する犯罪です。
刑法第247条(背任)
自己もしくは第三者の利益を図りまたは本人に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、本人に財産上の損害を加えたときは、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
横領罪や詐欺罪はよく聞きますが、背任罪はあまり聞きなれない罪名です。
その内容も複雑で、背任罪が成立するための構成要件は
- 他人のためにその事務を処理する者
- 自己もしくは第三者の利益を図りまたは本人に損害を加える目的
- その任務に背く行為
- 本人に財産上の損害を加えたとき
です。
特別背任罪
背任罪とは別に「特別背任罪」という法律があります。
これは刑法ではなく会社法に定められている法律で、会社の取締役など一定の地位にある人が背任行為を行った場合に成立する犯罪です。
皆さんの記憶にもあるかと思いますが、日産自動車の会長だったカルロス・ゴーンは、この特別背任罪の容疑で逮捕されています。
特別背任罪は、法定刑が厳罰化されており「10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはこれを併科する」となっています。
刑事事件に強い弁護士
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部は、背任罪等の刑事事件を専門に扱っている法律事務所です。
大阪府内にお住いの方で、刑事時事件でお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が提供する 無料法律相談 や 初回接見サービス をご利用ください。

大阪府を中心に、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県など近畿地方で、犯罪行為による刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う法律事務所です。
刑事事件・少年事件専門の弁護士による専門知識と経験に基づく弁護活動によって、依頼者様のお悩みや不安を、親身になって全力でサポートいたします。
刑事事件・少年事件に関する相談は全て無料です。相談・接見は、土日祝日、夜間でも即日対応可能です。スケジュールの都合が合えば、お電話をいただいてからすぐ相談・接見を行うこともできます。ぜひご相談ください。
大阪府知事に対する脅迫事件で逮捕 脅迫罪ってどんな罪?
大阪府知事に対する脅迫事件で逮捕された事件を参考に、脅迫罪について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が解説します。
大阪府知事に対して、脅迫文と共に刃物を郵送した男が脅迫罪で大阪府警に逮捕されました。
逮捕された男は、昨年4月から5月下旬にかけて「死が似合う」「まもなく判決がくだる」などと印字された文書と、刃がむき出しになったカッターナイフが入った封書を大阪府庁に郵送した疑いがもたれており、逮捕後の取調べに対しては「多分私がやったことです」と大筋で容疑を認めているようです。
脅迫罪
脅迫罪とは、刑法第222条に規定されている法律で、人を強迫することで成立する犯罪です。
脅迫罪の条文は以下のとおりです。
刑法第222条
1 生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、2年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。
2 親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者も、前項と同様とする。
脅迫罪は、個人の自由に対する罪で、結果の発生を必要としない危険犯です。
その特徴から、脅迫罪には未遂罪は存在しません。
脅迫とは
脅迫罪でいうところの「脅迫」とは、害悪を告知することです。
告知される害悪の内容については制限がなく、告知された害悪が、犯罪や違法であることも必要ありません。
告知される害悪の程度は、人を畏怖させるに足りる程度のものである必要があり、誰も畏怖しないような害悪の告知は、脅迫とは言えません。
人を畏怖させるものかどうかについては、相手方の境遇や、年齢、その他の事情が考慮されます。
また言語よる脅迫の場合は、告知者の態度や人柄、身分なども考慮の対象となるでしょう。
脅迫罪で逮捕
脅迫罪は、その法定刑が「2年以下の懲役又は30万円以下の罰金」と決して重いものではありませんが、脅迫事件については、警察が慎重に捜査をする印象で、逮捕による身体拘束の可能性も低いとは言えないのではないでしょうか。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部では、脅迫罪で警察に逮捕された方の弁護活動に即日対応している法律事務所です。
ご家族が脅迫事件を起こして警察に逮捕されてしまった方は、是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が提供する 初回接見サービス をご利用ください。

大阪府を中心に、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県など近畿地方で、犯罪行為による刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う法律事務所です。
刑事事件・少年事件専門の弁護士による専門知識と経験に基づく弁護活動によって、依頼者様のお悩みや不安を、親身になって全力でサポートいたします。
刑事事件・少年事件に関する相談は全て無料です。相談・接見は、土日祝日、夜間でも即日対応可能です。スケジュールの都合が合えば、お電話をいただいてからすぐ相談・接見を行うこともできます。ぜひご相談ください。
【本日対応可能】警察から電話がありました…これって刑事事件ですか?
【本日対応可能】警察から電話がありました…これって刑事事件ですか?というご相談に、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が解説します。
大阪府池田市に住むAさんからのご相談
先ほど、大阪府池田警察署の警察官から電話がありました。
パチンコ店でICカードを換金した件で話が聞きたい、と言われ、来週池田警察署に出頭しなければいけません。
近所のパチンコ店で、拾ったICカードを換金した心当たりがあります。
これって刑事事件になっているのですか?
(実際の相談を基にしたフィクションです。)
刑事事件を専門に扱っている弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所には「これって刑事事件ですか?」というご質問がよくあります。
そこで、本日のコラムでは「刑事事件」と、その手続きについて解説します。
刑事事件とは
刑事事件とは、分かりやすく言うと警察が動いている事件を意味します。
それでは「どういった時に警察が動くのか」と気になるでしょう。
それは犯罪に関することを警察が認知した時です。
警察が犯罪を認知するのは、主に
●被害者等が警察に被害、告訴、告発、相談した時
●110番通報された時
●警察官による職務質問等による時
●犯人を現行犯逮捕した時
です。
おそらくAさんの場合は、ICカードの遺失者や、パチンコ店からの申告で、すでに警察が事件を認知し、刑事事件として動いていることは間違いないでしょう。
刑事事件の流れ
上記したように警察が事件を認知すると警察は捜査を開始します。
警察の捜査は、被害者や目撃者等からの事情聴取や実況見分、そして現場検証に始まり、聴取した内容を裏付ける為の証拠収集は行われると共に、犯人の割り出しが行われます。
そして、こうして割り出された犯人の取調べが行われて、必要な捜査が終わると検察庁に事件が送致されます。
警察の捜査結果次第では、検察庁に送致しないで刑事手続きが終結する場合もあります。
警察が事件捜査に要する時間は、事件によって異なり、事件認知から1カ月程度で捜査を終結することもあれば1年以上かけて捜査を行う場合もあります。
検察庁に事件が送致されると
検察庁に事件が送致されると、担当の検察官が警察の捜査結果を精査して、被疑者を呼び出して取調べを行います。
被疑者の取調べに前後して、警察に補充の捜査を指示したり、逆に被疑者を呼び出すことなく処分を決定してしまうこともあります。
検察官が決定する処分
検察官が決定する終局処分は
●公判請求(正式裁判において裁判官が刑事罰を決定する)
●略式起訴(正式裁判は開かれず書類による審査で罰金刑が言い渡される)
●不起訴(何も刑事罰が科せられない)
の何れかです。
まずは弁護士に相談を
自身の行為が刑事事件に発展してしまった場合、その後の手続きや、最終的にどういった刑事罰が科せられるのか等、様々な不安を感じてしまうでしょう。
そんな時は、まず弁護士に相談することをお勧めします。
刑事事件を専門に扱っている、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部では、刑事事件でお困りの方からのご相談に、即日、初回無料で対応しています。
無料法律相談のご予約は、24時間対応しているフリーダイヤル0120-631-881まで、お気軽にお電話ください。

大阪府を中心に、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県など近畿地方で、犯罪行為による刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う法律事務所です。
刑事事件・少年事件専門の弁護士による専門知識と経験に基づく弁護活動によって、依頼者様のお悩みや不安を、親身になって全力でサポートいたします。
刑事事件・少年事件に関する相談は全て無料です。相談・接見は、土日祝日、夜間でも即日対応可能です。スケジュールの都合が合えば、お電話をいただいてからすぐ相談・接見を行うこともできます。ぜひご相談ください。
飲酒運転の発覚をおそれ 交通事故の身代わり出頭~②~
~昨日からの続き~
昨日は、交通事件に関して、Aさんに適用される可能性のある犯罪について解説しました。
引き続き本日は、Aさんの事件で、知人が身代わりとなって事故を申告することについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が解説します。
身代わり
何か犯罪を起こした人の身代わりになって警察に申告すれば、犯罪を犯した人だけでなく、身代わりになった人も刑事責任を問われます。
ここで適用される法律は、刑法に定められている「犯人隠避罪」です。
犯人隠避罪
罰金以上の刑に当たる罪を犯した者又は拘禁中に逃走した者の逃走を手助けしたら、犯人蔵匿罪若しくは犯人隠避罪となる可能性があります。
犯人隠避罪の客体
これらの犯罪の客体となるのは①罰金以上の刑に当たる罪を犯した者、又は②拘禁中に逃走した者です。
昨日のコラムで解説したように、Aさんは、飲酒運転や、「当て逃げ」若しくは「ひき逃げ」といった『罰金以上の刑に当たる罪』を犯しているので、犯人隠避罪の客体となります。
犯人隠避罪の行為
隠避とは、蔵匿以外の逃走を助ける一切の行為。(逃走資金や逃走用の車や衣類等、携帯電話機を用意する行為など)
ここでいう「蔵匿」とは、逃走中の犯人が隠れる場所を提供することで、そういった行為をすると犯人蔵匿罪となります。
Aさんの知人のように、身代わりとなって警察に申告する行為も、犯人隠避罪でいう「隠避行為」に当たりますので、Aさんの知人は犯人隠避罪に問われるでしょう。
犯人隠避罪の罰則
犯人隠避罪で起訴されて、有罪が確定すれば「3年以下の懲役又は30万円以下の罰金」が科せられます。
犯人隠避罪の量刑は、逃走犯の犯した犯罪や社会的反響の大きさと、蔵匿期間等の犯行形態によって左右されるでしょうが、飲酒運転の事故の身代わり程度であれば、実刑判決となる可能性は低いでしょう。
教唆犯
Aさんの知人だけでなく、Aさん自身も犯人隠避罪の教唆に問われるでしょう。
教唆とは、犯罪の意思がない人をそそのかして、犯罪を実行することを決意させて実行させることをいいます。
Aさんと知人の間でどのような話し合いがあったのかまでハッキリしませんが、教唆の方法には制限がなく、明示的な方法に限られず、黙示的な方法であってもよいとされていますので、Aさんが犯人隠避教唆罪に問われる可能性は非常に高いと言えます。
教唆犯は、正犯の刑が科せられるので、もしAさんが、犯人隠避罪の教唆犯として起訴されて有罪が確定した場合は、犯人隠避罪の法定刑である「3年以下の懲役又は30万円以下の罰金」が適用されます。
まずは弁護士に相談を
交通事故は、車やバイクを運転する方であれば、誰もが巻き込まれる可能性のある事件です。
そして今回紹介した事件は、誰もが起こしてしまう可能性のある事件です。
このような刑事事件に関するご相談は、刑事事件を専門に扱っている「弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部」にお任せください。
早期に弁護士に相談することで不安が和らぐ可能性があります。また早期に弁護活動を行うことで刑事罰が軽減される可能性もありますので、まずは弁護士に相談することをお勧めします。

大阪府を中心に、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県など近畿地方で、犯罪行為による刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う法律事務所です。
刑事事件・少年事件専門の弁護士による専門知識と経験に基づく弁護活動によって、依頼者様のお悩みや不安を、親身になって全力でサポートいたします。
刑事事件・少年事件に関する相談は全て無料です。相談・接見は、土日祝日、夜間でも即日対応可能です。スケジュールの都合が合えば、お電話をいただいてからすぐ相談・接見を行うこともできます。ぜひご相談ください。