Archive for the ‘少年事件’ Category

【大阪の少年事件】住吉区の強盗事件 付添人の弁護士が逆送を回避

2017-07-30

【大阪の少年事件】住吉区の強盗事件で少年を逮捕 付添人の弁護士が家庭裁判所から検察庁への送致(逆送)を回避

住吉区に住む無職の少年A(18歳)は、半年前に起こした強盗事件で、大阪府住吉警察署に逮捕されました。
Aの両親に付添人として選任された少年事件に強い弁護士は、家庭裁判所から検察庁に事件が送致(逆送)されるのを回避し、少年は少年審判を受ける事となりました。
(この話はフィクションです。)
 
~強盗事件~
強盗罪は、5年以上の有期懲役と非常に重い罰則が定められた法律です。ただ、Aの様な少年の場合は、家庭裁判所から検察庁に送致(逆送)されない限り、この処分を受ける事はありません。
一般的な少年事件は、検察庁から家庭裁判所に事件が送致された後、一定期間の調査を経て行われる少年審判で処分が決定しますが、16歳以上の少年が故意行為によって被害者を死亡させた事件や、刑事処分が相当と認められる事件は、家庭裁判所から再び検察庁に事件が送致されます。
これを逆送と言い、逆送された事件は成人事件と同様の手続きが進み、原則として検察官は起訴しなければならないとされています。
強盗罪で逮捕されたAも、犯行形態などを考慮されて逆送される事が十分に考えられますが、少年事件に強い弁護士が付添人として活動する事によって、これを回避する事も可能になります。

~少年審判~
家庭裁判所で観護措置が決定した少年は、約4週間、少年鑑別所で生活する事となります。
この間に、家庭裁判所の調査官が、少年本人だけでなく、保護者や、必要に応じて少年の通っている学校等を対象に調査を行い、この調査結果を踏まえて審判で少年の処分が決定する事となります。
少年審判では、不処分、児童相談所送致、保護処分(保護観察、少年院送致、施設送致)、検察官送致(逆送)、試験観察の何れかが決定します。

大阪の少年事件でお困りの方、住吉区の強盗事件でお子様が逮捕された方、お子様の逆送を回避したい親御様は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
弊所の少年事件に強い弁護士が、少年の付添人となり、少年や親御様の強い味方となってサポートする事をお約束します。

【お客様の声】大阪市の傷害事件 被害者の代理人として示談

2017-06-27

【大阪の事件】大阪市の傷害被害事件 被害者の代理人として示談交渉を行い、依頼者の満足を得る弁護士

■事件概要■
 ご依頼者様の息子様(大阪市在住、当時中学2年生)が、同じ野球チームの少年に蹴られ、少年の履いていたスパイクで額に15針縫う怪我を負わされたという傷害被害事件です。
 親であるご依頼者様は、加害少年やその両親に反省の色がなく、謝罪もなかったこと等から、弊所の弁護士に今後の対応をお願いされました。
 加害少年側にも弁護士が就いたため、弊所の弁護士は相手方弁護士と何度も協議を重ね、結果的にご依頼者様にも息子様にもご満足いただける形で示談を締結することが出来ました。
 
■事件経過と弁護活動■
 ご依頼者様方は、子供同士の喧嘩ということで、当初は穏便に済ませようと考えていたのですが、加害少年に反省の色が全くなく、また、その両親にも謝罪する意思が見えなかったことから憤慨し、弁護士を介しての加害者対応を希望され、弊所とご契約いただきました。
 その後加害少年側も弁護士を選任し、弁護士同士での協議が始まりました。
 今回の事件によってショックを受け、口惜しさから家で泣き崩れることが続いた息子様は、野球チームへの復帰も出来なくなってしまいました。
 そのため、当時息子様には野球チームの監督から高校推薦の話が来ていたのですが、その話も破談となってしまい、息子様が受けた精神的苦痛は大変大きなものとなってしまっていました。
 また、治療後も額に大きな瘢痕が残ってしまう他、息子様が怪我を負ったのは頭部でしたので、何らかの後遺症が出る可能性もあり、今後の息子様の人生に与える影響も大きなものとなってしまいました。
 弁護士は、この様な息子様の事情を相手方弁護士に伝え、それを前提に示談交渉に入りました。
 難航するかに見えた示談交渉でしたが、弊所の弁護士は、ご依頼者様や息子様のため、持ち前の知力と行動力で懸命に交渉を行いました。
 交渉の末、当初は謝罪の意思すらなかった加害少年側も、最終的には謝罪を行い、また示談金額についても、ご依頼者様や息子様に満足いただける額で合意することが出来ました。
 示談交渉を行う場合、事案に応じた適切な示談金額を算定するに際して、刑事事件を専門にして数多くの事件に対応してきた経験がやはり生きてきます。
 今回の事案でも、弊所の弁護士が息子様側の事情を適切に評価・斟酌した上で示談交渉を行ったことによって、ご依頼者様にも息子様にもご満足いただける結果となったと考えております。

【お客様の声】少年による強盗事件 大阪の弁護士が観護措置を回避し不処分に

2017-06-26

【大阪の弁護士】少年による強盗事件 被害者との示談締結で観護措置を回避し不処分に

■事件概要■
 依頼者の息子さん(10代男性、事件当時無職)は、お金を貸した先輩に暴行を加え、無理やり現金を奪い返したとして、警察に強盗罪で逮捕・勾留されました。
 父親である依頼者から依頼を受けた大阪の弁護士が、被害者様と示談を締結したこと等によって、依頼者の息子さんへの観護措置は回避され、最終審判でも不処分という結果になりました。
 
■事件経過と弁護活動■
 まず弊所大阪支部の弁護士は、息子さんの逮捕を知った依頼者様から、初回接見のご依頼を受けました。
 弁護士が警察署に勾留中の息子さんと接見したところ、息子さんは、被害者である先輩を殴ったことは認めているものの、その動機は、現金を強取する目的ではなく、先輩から「お金を返さない。」と言われたことに腹を立てたというもので、逮捕・勾留の理由事実とは一部食い違いがありました。
 また息子さんは、進学が決まっていた短大の入学式が迫っており、早急の身体解放が必要でした。
 強盗事件をはじめとする重大犯罪を犯したとされる少年は、警察に逮捕された後、10日から20日間の勾留期間を経て、事件が送致された家庭裁判所では「観護措置」の決定がなされることがほとんどです。
 観護措置が決定すれば、審判までの約4週間を少年鑑別所で過ごすことになります。
 そのため、事件を担当した弁護士は、事件の真相究明と併せて、息子さんの早期釈放を目標に弁護活動を開始しました。
 弁護士は、息子さんが勾留されている警察署に何度も足を運び、息子さんとの接見を繰り返しました。
 そこで息子さんから真実を聞き出すとともに、息子さんにはこれまでの生活態度の見直し・今回の事件についての反省を促し、今後に向けての色々な話を親身になって行いました。
 また弁護士は、早急に被害者様と連絡を取り、示談交渉を進めました。
 弁護士が、息子さんから聞き取った内容をもとに被害者様と話を進めたところ、被害者様としては、暴行されたこと自体については憤りがあるものの、自らにも非があることを認めていただき、示談を締結することにとどまらず、被害届の取下げまで承諾して下さったのです。
 その結果をもって、息子さんの事件が送致された家庭裁判所と、観護措置を決定されないよう折衝したところ、息子さんの観護措置を回避することに成功し、即日釈放となりました。
 釈放後も弁護士は、息子さんに継続的な生活指導を行い、依頼者様と協力して息子さんの更生に向けて取り組み、審判を担当する家庭裁判所の調査官等に、息子さんの反省の姿勢や更生に向けた意欲を詳細に報告しました。
 この様な活動が認められ、最終的に審判において、とくに不利益処分を科さないという「不処分」の決定に至ったのです。
 現在息子さんは、進学した短大に通いながら、夢に向かってがんばっておられます。

【お客様の声】少年による性犯罪 少年の信頼を得る大阪の弁護士

2017-06-21

【少年による性犯罪】大阪の弁護士 わいせつ目的誘拐等事件で接見を重ねて少年の信頼を得る弁護士

■事件概要■
 ご依頼者様の息子様(高校生、別種前歴あり)が、被害者女児を自分の車に乗せて移動した上、車内でわいせつ行為を行ったという、わいせつ目的誘拐・強制わいせつ・監禁事件です。
 この事件では、事件当日から約3週間後に警察官が自宅に来て息子様は通常逮捕され、その後20日間に及ぶ勾留がなされ、弊所がご相談を受けたときには、すでに事件は家庭裁判所に送致されていました。
 そして、家庭裁判所への送致後も、観護措置の決定がなされており、息子様は長期の身体拘束を余儀なくされていました。
 
■事件経過と弁護活動■
 息子様には既に国選の付添人が就いていましたが、事件の大きさ等から私選の弁護士への切り替えを検討しているとのことで、ご依頼者様から弊所までご連絡くださいました。
 弁護士は事件の詳細を聴取し、今後の弁護方針を決定するために、すぐに少年鑑別所まで面会に向かいました。
 息子様は事件のことを否認しており、弁護士は、事件の目撃証言や現場に残されたDNAの鑑定結果等、供述証拠・客観証拠を一から洗い直しました。
 弁護士の方でも一部DNA再鑑定を行うなど、徹底的に証拠関係の精査を行いました。
 その後も、弁護士は何度も息子様の面会に訪れ、息子様に事実の確認や現在の弁護活動の状況などを逐一報告しました。
 何度も面会を重ねるうち、弊所の弁護士の事件にかける熱意と、親身になって今後のことについて相談に乗り丁寧な説明を行う姿勢を前に、息子様も弊所の弁護士を信頼してくださいました。
 そして、息子様は今回の事件の否認姿勢について、自分の将来に対する不安等故に、怖くなって嘘をついてしまったのだと話してくれました。
 少年事件では、少年の未熟性等ゆえに、少年がなかなか本当のことを話せないということも少なくありません。
 この様な場合に重要になるのが、弁護士と少年とがいかに信頼関係を築けるかという点です。
 そして、信頼関係を築くためには、少年と何度も面会を重ねる等して少しずつ少年の心を開かせる必要があります。
 また、少年に接することに慣れている、少年事件経験の豊富な弁護士の存在も大事です。
 本件でも、最終審判前に息子様が真実を語ってくれたことにより、弁護士はすぐに方針を変更し、その後の付添人活動を全力で行いました。
 事件の大きさに加え、これまで否認を貫き通してきたこと等から、検察庁に事件が逆送され、通常の刑事事件手続を受けなければならない可能性もありました。
 しかし、弁護士の臨機応変な対応もあって、少年院送致という結果ではあるものの、ぎりぎり少年手続きの中で収まることができ、しかも、少年院収容期間についても、今回の事件内容に照らすと非常に短いものとなったのです。
 担当裁判官や家庭裁判所調査官も、事件後の少年の変化・弁護士の活動を最大限評価し、同種事案と比べてもだいぶ穏やかな処分にしたと言ってくださいました。
 親であるご依頼者様も、以上のような弁護士の対応に大変感謝していただける結果となりました。
 この様な結果を得られたのも、少年事件を専門とする弁護士の熱意と手腕があってこそだと考えております。

【お客様の声】大阪市の電車内痴漢事件 少年の無実を訴え送致を阻止する弁護士 

2017-06-16

【大阪市の少年事件】電車内痴漢事件で無実を訴える弁護士 検察官送致を阻止する弁護士

■事件概要■
 ご依頼者様の息子様(当時16歳、非行歴なし)は、大阪市を走行中の電車内で痴漢をしたとして、大阪府此花警察署で取調べを受けました。
 ご依頼者様は、息子様が警察で痴漢を認める内容の調書に署名させられたことに不安を覚え、息子様の無実を訴えて弊所の無料法律相談に訪れました。

■事件経過と弁護活動■
 息子様は、軽度の知的障害があることから、最初に行われた警察署での取調べにおいても、自分の意思をうまく言葉にすることができず、よく分からないまま痴漢行為を認める内容の供述調書に署名してしまいました。
そして、そのことに非常に大きな不安を感じたご依頼者様から、息子様の無実を訴えるために、刑事弁護活動についてのご依頼をいただいたのです。
 少年事件において無実を主張した場合、事実認定のために審判が複数回開かれることとなり、最終的な処分が決定するまで相当な時間がかかります。
そのため、本人だけでなく、そのご家族様にも相当な精神的負担がかかってしまうのです。
 今回の事件のご依頼者様であるお母さまは、息子様が冤罪事件に巻き込まれていることに相当なストレスと不安を感じており、一日でも早く息子様の無実が証明されることを強く望んでおられました。
 まず弁護士は、ご依頼者様も交えて、息子様から、痴漢を疑われた電車内の状況や、警察署に任意同行されて受けた取調べの内容に至るまで、事の経緯を細かく聴き取りました。そして、受任後の取調べに関しては、事前にしっかりと対応方法をアドバイスしました。
 また、捜査を担当している警察署に弁護人選任届を提出すると同時に、息子様に軽度の知的障害があることを説明し、これからは母親であるご依頼者様が同席の上で息子様の取り調べを行うように要請しました。
 さらに弁護士は、息子様の無実を合理的に主張し、すでに作成されている息子様の供述調書の内容には誤りがあることを申し出たのです。
 この様な弁護士の活動を経て行われた息子様の再取調べには、ご依頼者様も同席することができ、改めて息子様の無実を主張する内容の調書が作成されたのです。
 そして、その結果息子様の冤罪が証明されて、事件が検察庁や家庭裁判所に送致されることはありませんでした。
 今回の事件では、息子様を信じて息子様と共に警察の取調べに挑んだご依頼者様の協力もあり、息子様を冤罪事件から救うことができました。
しかし中には、最後まで疑いを晴らすことができず、冤罪事件で処分を受けてしまった方もいます。
 大阪市で、電車内痴漢事件の無罪を証明したい方、冤罪事件でお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。

【お客様の声】堺市の少年事件 公然わいせつ事件で審判不開始

2017-06-11

【お客様の声】堺市の少年事件 公然わいせつ事件で少年に寄り添い審判不開始決定の弁護士

■事件概要■
 ご依頼者様の息子様(当時高校1年生、前歴・補導歴なし)が、自宅の玄関先で自慰行為をしていたという公然わいせつ事件です。
 息子様の自慰行為を目撃した方の通報によって、息子様は警察に任意同行されました。
 両親であるご依頼者様たちは、息子様の将来への影響をご心配なさり、少年事件に強い弊所まで無料相談に訪れてくださいました。
 
■事件経過と弁護活動■
 息子様も両親であるご依頼者様たちも、少年事件手続を受けるのは初めての経験でしたので、無料相談にご来所いただいた当初、今後の手続や処分に大変ご不安な様子でした。
 そこで事件を担当した弁護士は、少年事件手続がどのようなものか丁寧に説明を行い、弁護人・付添人として息子様の味方として活動を行っていくことを真摯に伝えることで、息子様の信頼を得ることが出来、また、両親であるご依頼者様たちにもご安心頂くことが出来ました。
 弁護士は、捜査機関による取調べに際し、毎回必ず事前に息子様と打ち合わせを行い、徹底した助言を行いました。
 少年は、法的知識がない等の事情から、簡単に捜査官の誘導に乗り、真実と反する供述をしてしまうケースが多く見受けられます。
 ですので、大人の事件の場合以上に、早い段階から弁護士の助言を受ける必要性が高いのです。
 その後、息子様の事件は検察官への送致を経て、家庭裁判所に移されました。
 少年事件では、全ての事件が家庭裁判所に送致され、家庭裁判所裁判官の命令によって、調査官という心理学のプロフェッショナルによる調査が開始されます。
 調査官の調査は、少年自身の性格や少年を取り巻く環境等を対象に行われ、ご家族の方々も、少年の更生のためにいかなる準備や心構えを行っているかが見られます。
 調査の結果は、審判の開始・不開始や、最終的な処分内容に大きな影響を及ぼしますので、その対応は慎重に行わなければなりません。
 そこで弁護士は、息子様やご依頼者様たちと綿密な打ち合わせを重ね、今後の息子様が二度と同じような過ちを犯すことなく更生していくために、息子様の生活をどのように改善し、親であるご依頼者様たちはどのようなことをすればいいのか等、息子様の更生に向けた計画を調整・整理し、調査官の調査に備えました。
 その結果、息子様が今回の事件を反省し更生の意欲を見せていること、息子様には更生のための環境が備わっていること等の事情から、審判不開始の決定が下り、息子様には何らの処分も下ることはありませんでした。
 現在も息子様は元気に学校生活を送っており、将来のために勉学に励んでいます。
 この様な結果が得られたのも、常に少年にとって最良の結果が得られるよう親身に付き添う情熱溢れる弁護士の存在ゆえだと考えております。

【お客様の声】堺市の公然わいせつ事件 示談交渉を経て保護観察処分の弁護士

2017-06-10

【堺市の少年事件】公然わいせつ事件を目撃した被害者と示談交渉 少年を保護観察処分にする弁護士

■事件概要■
 ご依頼者様の息子様(当時中学2年生、前歴・非行歴なし)が、路上で自分の陰茎を露出したという公然わいせつ事件です。
 息子様はこれまでも同様の行為を繰り返しており、過去に被害者女児に自分の陰茎を見せつけるため短時間つきまとったという、軽犯罪法違反事件でも捜査が行われました。
 弁護士が、事件の目撃者や被害者の方々と示談を行い、一方で息子様にカウンセリングを受けさせる等更生に必要な措置を採った結果、息子様は保護観察処分となりました。

■事件経過と弁護活動■
 ご依頼者様は、唐突に自宅を訪れた警察官に息子様が起こした事件のことを聞かされ、息子様の将来を案じて弊所までご相談に訪れてくださいました。
 法律相談では、弁護士は少年事件手続の概要を説明し、息子様の事件の手続が今後どのように進んでいくのかということや、弁護士が対応することでどのようなメリットがあるのか等、詳細にお話をさせていただきました。
 弁護士の詳細かつ丁寧な対応に、ご依頼者様からは大きな信頼をいただき、弊所に事件を任せて頂くことになりました。
 ご依頼者様は、息子様の事件の目撃者や被害者の方々に誠意ある謝罪を行うことを望んでおられましたので、弁護士はすぐに警察を介して謝罪を申し込みました。
 目撃者や被害者の方々はまだ幼い女児でしたので、弁護士はそのご両親様たちと示談交渉を開始し、息子様が今回の事件のことを深く反省し、謝罪していることを伝えました。
 自分の子供が事件に巻き込まれた目撃者や被害者のご両親様たちの怒りは大きく、当初示談交渉は難航するかに思われましたが、弁護士の誠実かつ真摯な対応もあってか、最終的に謝罪を受け入れて頂き、示談を締結していただくことが出来ました。
 また、息子様の更生を願う旨のお言葉までいただくことが出来ました。
 そして弁護士は、目撃者や被害者の方々のご両親様も望んでおられる息子様の更生に向けて、息子様のご両親であるご依頼者様たちと打ち合わせを重ねました。
 性犯罪は、一般に再犯の可能性が高い類型の事件です。
 そこで弁護士は、息子様に専門機関で継続的にカウンセリングを受診させ、根本的な解決に向けた動きを取りました。
 弁護士は、担当した臨床心理士と適宜情報交換を行い、息子様にとって最良の活動に努めました。
 そして、この様な弁護士の活動により、息子様は短期間の保護観察処分となり、保護観察官や保護司の指導監督の下、更生の道を歩むこととなりました。
 このような結果を得られたのも、弁護士の少年の更生にかける熱意と誠実かつ真摯な対応があってこそだと考えています。

【お客様の声】大阪市西淀川区の少年による強制わいせつ事件 家庭裁判所送致を回避する弁護士

2017-05-19

【大阪市西淀川区の少年事件】 強制わいせつ事件への関与を否認 嫌疑不十分により家庭裁判所への送致を回避する弁護士

■事件概要■
 少年(当時中学2年生、男性)が、大阪市西淀川区の路上において、男子小学生に対してキスをしたとして、警察から強制わいせつの疑いをかけられた事件です。
 少年は、容疑を否認していましたが、被害者側から被害届を提出されたことから、警察からは「逮捕する」とまで言われていました。
 しかし、弊所の弁護士が警察や検察官と度重なる折衝を行うことで、少年は逮捕されることもなく、最終的には「嫌疑不十分」として、家庭裁判所への送致も回避されました。
 
■事件経過と弁護活動■
 警察が少年を犯人だと断定したきっかけは、被害小学生の証言でした。
 近隣では他にも同様の強制わいせつ事件が発生しており、警察は被害小学生らに少年の顔写真を示し、少年を犯人だとする供述を得ました。
 しかし、少年は当時、高機能自閉症及びてんかんの診断を受けており、弁護士は、少年が人と積極的に接触しようとした点に疑問を覚えました。
 そこで、弁護士は自閉症やてんかんなどに関するあらゆる医学書を読み解き、今回の被害者らの証言に立ち向かいました。
 高機能自閉症とは、知的障害を伴わない自閉症で、一見通常の人と変わりないように見えます。
 しかし、高機能自閉症の方には、他人との接触を避ける、身体を触られるのを嫌う等の特徴的な行動があります。
 一方で、少年を犯人だとする証言は、複数人から取り付けているため信用性は高いものとも思われましたが、被害者らはいずれも小学生であったことから、記憶や供述の過程に疑問を挟む余地がありました。
 弁護士は持ち前の行動力で得た医学的知見を踏まえた上で、今回の事件で少年が犯人であることは断定できないと判断しました。
 ただし、少年が今回の事件の犯人ではないと否認し続けることによって、自白を得ようとする警察の取調べが強くなる可能性もありました。
 そこで弁護士は、この様な警察の取調べに対しどのように対処すればいいのかをその都度助言し、少年に常に寄り添いました。
 検察官に事件が送致された後も、弁護士は少年を犯人だとする証言には疑問の余地がある旨を申述していきました。
 もちろん、検察官と折衝を行った場合にはその都度少年やそのご家族に連絡を行い、少年らを安心させてあげることも忘れませんでした。
 そして、警察による捜査段階から約8ヶ月に渡る折衝の末、遂に少年の嫌疑は不十分と判断されました。
 少年が事件を起こした場合、少年法は全件送致主義を採っており、全ての事件が家庭裁判所に送致されます。
 この場合、家庭裁判所による調査等、さらに複雑な手続を長期に渡って受けなければなりません。
 ただし、嫌疑が不十分な場合や嫌疑がない場合には、家庭裁判所に送致されないこともあります。
 家庭裁判所への送致が回避された場合、少年の将来に影響を及ぼす可能性は極めて低くなります。
 今回の事件でも、嫌疑不十分となったことで家庭裁判所への送致は回避され、少年はこれまでの生活に戻ることが出来ました。
 現在でも少年は、楽しく学校生活を送っています。このような結果を得られたのは、弁護士の「少年を助けたい」という強い意志だと考えています。 

【お客様の声】東大阪市の少年による窃盗事件 保護観察処分を得る弁護士

2017-05-18

【東大阪市の少年事件】車上荒らしによる窃盗事件で経験豊富な弁護士と面会を重ねて保護観察処分

■事件概要■
 ご依頼者様の息子様(18歳男性、塗装工)は、路上に駐車中の自動車内から書類の入ったファイル等を盗み出しました。息子様は、被害者に発見されて逃走しましたが、現場付近に隠れているところを警察官に見つかり、緊急逮捕されました。
 息子様は勾留期間を経て、約1か月間少年鑑別所に収容されていましたが、その後の審判で保護観察処分が決定しました。

■事件経過と弁護活動■
 警察から息子様が逮捕された旨の連絡を受けた依頼者様は、少年事件に強い弊所に初回接見を依頼されました。
 少年事件は、通常の刑事事件と比較すると、その目的や手続が異なります。
 そのため、初回接見を担当した弁護士は、息子様や依頼者様に、少年事件の手続きの流れや、処分の見通し等を細かく説明し、納得いただきました。
 その上で、捜査機関や家庭裁判所に対して採るべき今後の対応や、弁護士の活動について説明したところ、息子様の刑事弁護、付添人活動についてもご依頼いただいたのです。
 
 息子様は、共犯者がいた事や、犯行後逃走していた事から、20日間の勾留を受けました。
 また、家庭裁判所に送致後は、観護措置が決定し、約1か月間少年鑑別所に収容されることとなりました。
 その間、弁護士は、頻繁に息子様との面会を行い、息子様の置かれている状況を的確に把握し、その状況に応じたアドバイスを行いました。その結果、息子様はもちろん、依頼様等ご家族の方々にも安心していただく事ができ、順調に審判に向けての手続を進めることが出来ました。

 息子様に逮捕歴はないものの、万引きで厳重注意を受けたり、喫煙や飲酒での補導歴がありました。
 その為、弁護士は少年院送致という重い処分も視野に入れての付添人活動を行いました。
 観護措置の期間中、息子様には、これまでの生活を振り返って反省していただくと共に、更生に向けてどのような心構えで、どの様に取り組んでいくのかを具体的に考えてもらい、その内容を毎日、日記につけていただきました。そして弁護士が、息子様への面会を重ね説諭するうちに、息子様の心境にも変化が見え始め、真摯に反省と謝罪をするようになったのです。
 さら弁護士は、被害者様との示談交渉を行いました。この交渉で、被害者様に対して、息子様の反省の意を伝えるところ、被害者様からは、息子様の1日でも早い釈放を望む内容の上申書まで作成していただき、無事示談を締結する事ができたのです。
 この様な活動の結果を家庭裁判所に報告したところ、その後の審判では、息子様の保護観察処分が決定し、息子様はご家族のもとに帰宅する事ができました。
 今回の事件をきっかけとして、ご家族との絆を一層深めた息子様は、職場復帰されて、今では充実した生活を送られています。

 

【お客様の声】堺市の中学生による傷害事件、保護観察処分を得る弁護士

2017-05-17

【堺市の傷害事件】傷害罪で逮捕の中学生 少年院送致を回避し保護観察処分

■事件概要■
 少年(堺市在住、当時中学校3年生)は、同級生と共に、同じ学校に通う後輩に対して、殴る蹴る等の暴行を加えて傷害を負わせました。事件から約2か月後に管轄警察署に逮捕されましたが、勾留されることなく家庭裁判所に送致されました。その後、少年鑑別所で約1カ月間の調査期間を経た後、約2ヶ月間の試験観察に付され、試験観察期間終了後、最終的には保護観察処分となりました。

■事件経過と弁護活動■
 少年は、以前に別の事件で一度保護観察処分に付されており、今回の事件は、その保護観察中に起こったものでした。
 現在、保護観察中の再非行に対しては、裁判所は極めて厳しい対応をとっており、本件でも、少年院送致の可能性が極めて高い状況でした。
 事件後約2か月経った頃に突然逮捕されたことを受け、少年の両親は、今後の手続きの見通し等も全く分からず、混乱の中当事務所に連絡されました。
 少年事件手続きは、成人の刑事事件手続きに比べてもとても複雑であり、弁護士の中でも充分理解されていない方が少なくありません。
 当事務所の弁護士は、少年の両親に対し、少年事件手続きの概要・本件におけるその後の手続きの見通し・本件における処分見通し等について丁寧に説明し、今後少年や家族がとるべき対応についても充分なアドバイスをしました。
 それを踏まえ、少年の両親は、当事務所の弁護士からの継続的なサポートを希望され、弁護士と少年家族とが協働して少年の更生環境を整備していくこととなりました。
 事件を受任した当事務所の弁護士は、すぐに少年の通う中学校まで赴いて担当教諭らと協議をし、少年の復学に向けた種々の調整や、復学後に学校・家族・弁護士が協力して少年の指導監督に当たることの相互確認を行いました。
 事件当時は、家族と学校との関係性が良好とは言えない状況でしたが、弁護士が間に入ってその修復を行い、強い連携体制を築きました。
 一方で、当事務所の弁護士は、早い段階から家庭裁判所との協議も行いました。
 家庭裁判所の調査官に対し、少年の内省状況・学校との協力体制構築の事実・家族の意識変化の状況等、少年に対する処分を決定する上で考慮されるべき事情を、逐一報告し、処分方針等について協議を重ねました。
 そうした中、当初極めて厳しい姿勢を見せていた裁判所も、「もう少し少年の変化を見てみたい」という姿勢になり、弁護士の関与を前提に、試験観察に付するとの判断に至りました。
 約2か月間の試験観察期間中、当初の弁護士は、少年やその家族とこまめに連絡を取り、少年の生活状況を把握し、逐一裁判所にも報告を入れました。
 その間少年は、学校教諭や弁護士からの働きかけもあり、学業への意欲も少しずつ高め、規則正しい生活を送りました。途中少々ひやっとするような場面もありましたが、弁護士の迅速な対応もあって、少年は最後まで気を抜かず、試験観察期間を無事終了しました。
 裁判所も、試験観察中の少年の変化を充分に評価し、最終的に少年は保護観察処分に付され、当初見込まれた少年院送致は回避されました。
 その後少年は、希望の高校に進学し、充実した日々を送っています。単に軽い処分を得られたということにとどまらず、少年にとって一つの転機となる時期に、当事務所の弁護士が良い形で関われたものと考えています。

 

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