【お客様の声】大阪府堺市の大麻事件 薬物犯罪に強い弁護士で逮捕回避と執行猶予判決
◆事件概要◆
依頼者の息子(20歳代男性・無職・前科なし)が、大阪府堺市内を自動車で走行中、管轄警察署の警察官に停車を求められ職務質問及び自動車内の検査を受けたところ、自動車内から乾燥大麻が発見されたという大麻所持による大麻取締法違反事件です。本件大麻取締法違反事件では、在宅捜査の末に起訴されて刑事裁判になりましたが、依頼者が早期に刑事事件専門の弁護士を選任されたことで、執行猶予付き判決を獲得することができ、刑務所への服役を回避して社会復帰を果たされた事案です。
◆事件経過と弁護活動◆
本件大麻取締法違反事件では、被疑者である息子は、発覚直後に管轄警察署に連行されて警察署で取調べを受けましたが、大麻の所持を認めて自供したこと及び自動車から見つかった乾燥大麻の簡易検査で陽性反応が出なかったため、当日は逮捕されることなく帰宅を許されました。取り調べをした警察官からは、大麻を科学捜査研究所に送って陽性反応が出たら、家宅捜索や逮捕に行くかもしれないと告げられました。後日の科学捜査研究所の鑑定で大麻の陽性反応が出たことから、被疑者である息子が改めて、家宅捜索及び警察署での取り調べを受けることになりました。
被疑者である息子は、再就職先を探して就職活動中でしたが、違法薬物の売人から複数回にわたって大麻を購入していたことから、逮捕勾留による身体拘束及び懲役刑による刑務所服役のリスクが生じていました。逮捕による再就職への悪影響及び違法薬物からの更生を心配した息子本人及び父親から、逮捕勾留による身体拘束及び懲役刑を回避して社会復帰できるよう刑事事件専門で薬物犯罪に詳しい当事務所の弁護士に刑事弁護活動の依頼がありました。
依頼を受けた弁護士は、依頼者や被疑者の不安を取り除くべく、取調べの対処方法や処分の見通しについて詳細にアドバイスを行いました。さらに、取り調べ対応で被疑者である息子の供述が一貫しており信用性が高いことを確認した担当弁護士は、警察に対して、被疑者が大麻所持を認めたうえで大麻の入手ルートを含めた犯罪事実を詳細に自白して捜査に協力していること、住居も定まっており家族の監視下で生活する意思があること等の事情を説明して、逮捕勾留による身体拘束の必要性がないことを主張しました。
弁護士の迅速な弁護活動の結果、警察は本件大麻取締法違反事件で被疑者を逮捕することなく在宅事件として捜査を行い、被疑者である息子は自宅で生活しながら取調や裁判に出頭することができ、精神的な安定と刑事裁判の為の十分な準備時間を確保することができました。
大麻所持罪での起訴後は、弁護士は、被告人である息子が所持していた乾燥大麻の量が少ないこと及び売人との連絡手段であった携帯電話の解約家族の監督など被告人が更生に向けた再発防止策を講じていることなどを証明する証拠を提出して、被告人である息子を刑務所に入れる必要性がないことを裁判所に訴えました。さらに、依頼者及び被告人と綿密な打ち合わせをすることで、薬物犯罪の再発防止策及び違法薬物からの更生の環境が整っていることなどを刑事裁判における証人尋問や被告人質問において立証していきました。
弁護活動の結果、判決では無事に執行猶予付きの判決が言い渡され、被告人である息子は刑務所に送られることなく自宅での生活に戻ることができました。息子本人は、二度と薬物犯罪を起こさないよう更生を約束してくださり、再就職に向けて社会復帰することができました。本件大麻取締法違反事件では大麻所持発覚後の早い段階で弁護士を選任なされたこと及び刑事事件専門の弁護士による適切で迅速な弁護活動を受けられたことが、逮捕回避及び執行猶予付き判決の獲得による社会復帰につながりました。