本日紹介するお客様の声は、通勤途中の電車内で、女子高生のスカート内を盗撮してしまった男性の事件です。
被害者である女子高生に見つかり警察沙汰になってしまいましたが、弁護士が示談したことによって、不起訴を獲得することができた弁護活動を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部がご紹介します。
◆事件内容と経過◆
男性は、通勤で利用している電車内において、スマートホンを利用して女子高生のスカート内を盗撮してしまいました。
女子高生に気付かれて駅員を通じて警察に通報され、警察沙汰になってしまいましたが、逮捕されることなく在宅で警察の取調べを受けることとなりました。
男性は、発覚する前日も同じ被害者に対して盗撮行為を行っており、警察当局は悪質性の高い犯行だと判断していました。
男性から弁護人として選任された弁護士は、被害者の親御様と接触し、男性の謝罪の意思を伝えると共に、納得していただける条件を提示し示談交渉を進めました。
その結果、被害者様との示談が成立し、最終的に男性は不起訴処分となりました。
◆結果◆
不起訴
◆解説◆
2年前に性的姿態等撮影罪が施行され、捜査当局は盗撮事件に対して厳しい姿勢を示しており、警察沙汰になると、それまでより厳しい刑事罰が科せられる傾向にあります。
実際に、各都道府県の迷惑防止で規制していた時だと不起訴になっていたような盗撮行為も、性的姿態等撮影罪の適用を受けると罰金を科せられることもあります。
ただ被害者との示談が成立し、被害者の許し(宥恕)を得れることができれば不起訴となる可能性は十分にあります。
今回の事件は、被害者が未成年だったことから、その親御様との交渉になりましたが、娘が盗撮被害にあっている親御様の怒りは相当なものでした。
そのため交渉を開始した当初は、なかなか話し合いに応じてもらうことすらできませんでしたが、粘り強く弁護士が交渉を重ね、また示談に、今後、被害者が安心して電車を利用できるような条件を加えるなどしたところ、最終的に示談に応じてもらうことができました。
検察官は、二日連続で同じ被害者に対して盗撮行為をしていることから、男性に対して厳しい刑罰を科せようとしていましたが、示談の中に宥恕の条項が組み込まれていたことから、男性を不起訴処分としました。
盗撮事件の示談は、ただ謝罪し、示談金を支払うだけでは、不起訴を得ることができない場合があります。
今後は、盗撮事件で不起訴を得るためには、示談書の内容で、宥恕条項が必至となるでしょう。

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