【伊丹市の痴漢事件】 刑事事件専門の弁護士 被害者との示談で不起訴処分
◆事件概要◆
この事件は、ご依頼者様が伊丹市内の居酒屋でお酒を呑んで酔っぱらった上で、別グループの女性被害者様の体を触った痴漢事件です。
ご依頼者様は、関係者の通報で駆け付けた警察官に逮捕されましたが、即日釈放され、後日検察庁に事件が送致されました。
◆事件経過と弁護活動◆
ご依頼者様は、検察官の取調べを受けた後、被害者様との示談を希望して弊所の法律相談に訪れ、その場で刑事弁護活動のご依頼をいただきました。
すでに検察官に事件が送致された後のご依頼で、事件からは半年が経過していた事から、早急の示談が求められており、弁護士は、ご依頼後即座に刑事弁護活動を開始しました。
ご依頼後すぐに、弁護人選任届を検察庁に提出すると共に、弁護士が、被害者様との接触を試みた結果、即日、被害者様と示談交渉をスタートする事ができたのですが、事件発生から半年以上経過していた事から、被害者様の処罰感情は非常に強く、示談交渉は難航しました。
弁護士は、被害者様に依頼者様が反省して被害弁済の意思がある旨を伝えた上で、被害者様の要望を盛り込んだ内容で示談できるように、粘り強く交渉を重ねたのです。
その結果、示談交渉を初めて約1ヶ月で、被害者様からお許しをいただくと共に、示談を締結する事ができました。
また示談交渉の間、ご依頼者様には随時、示談交渉の進捗状況を報告し、ご安心いただくと共に、担当検察官への報告を欠かさず行って、検察官には、示談締結まで処分決定をしないように折衝したのです。
更に、被害者様からは、示談に応じていただいただけでなく、ご依頼者様に寛大な処分を望む内容の上申書まで作成していただく事ができました。
これらを担当検察官に報告したところ、ご依頼者様は不起訴処分となり、ご依頼者様の前科を回避する事ができました。