Archive for the ‘お客様アンケートブログ’ Category

【お客様の声】身に覚えのない痴漢容疑で逮捕 不起訴を獲得

2023-07-19

身に覚えのない痴漢容疑で逮捕されるも、徹底した取調べ対応で否認を貫き、不起訴を獲得した弁護活動について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が解説します。

 

◆事件概要と弁護活動◆

依頼者(40代男性、会社員、前科なし)は、電車内において女性の身体に触れた痴漢の容疑で警察に逮捕されました。
しかし依頼者様は、故意にこの被害者女性に触れた覚えはなく、全く身に覚えのないことでの逮捕で、警察も、証拠が乏しかったのか、逮捕の翌日には依頼者様を釈放しました。
そん中で、逮捕を知った奥様からのご依頼で弁護士が初回接見を行い、その後釈放された依頼者様からご依頼をいただき弁護活動を開始しました。
初回接見当初から依頼者様は痴漢容疑を否認しており、釈放された後も、否認を貫いた依頼者様は警察において厳しい取調べを受けることとなり、弁護士は、その取調べに対するアドバイスを徹底して行いました。
その結果、依頼者様は、検察庁に書類送致後に検察官の取調べを受けたものの、最終的に不起訴を獲得することができました。

◆結果◆

不起訴処分

◆弁護活動を終えて◆

依頼者様が不起訴を獲得できたのは、依頼者様が警察や検察の厳しい取調べに耐え、妥協しなかったからでしょう。
おそらく今回の事件では、被害者の供述しか証拠がなかったのではないかと思われます。
そしてこういった状況下の否認事件の場合、警察は、犯人を自供に追い込むために厳しい取調べを行うのが常ですので、弁護士は、依頼者様の心が折れないよう、徹底的にサポートすることを心掛けました。
結果的に不起訴を獲得することができ安心しましたが、依頼者様の急な電話に対応できなかったことだけが心残りではあります。

【お客様の声】詐欺事件の共犯で取調べ 不起訴を獲得

2023-07-11

保険金詐欺の共犯として、詐欺罪で警察の取調べを受け検察庁に送致されるも、不起訴を獲得した弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が紹介します。 

事件概要と弁護活動の経過

依頼者様(40代男性、自営業)の会社で働く従業員は、6年前に交通事故にあった際に、保険会社から保険金を騙し取ったとして詐欺罪で警察の捜査を受けていました。
そしてこの従業員が保険会社に提出した書類の一部を依頼者様が作成していたことから、依頼者様自身も従業員の詐欺行為の共犯として警察の在宅捜査を受けていたのです。
依頼者様は6年前の出来事で、警察から色々と追及されるも、該当する書類を作成した事実さえハッキリと覚えていない状況で、厳しい警察の取調べに対する対処等の仕方を求めて弊所の無料相談を利用しました。
そして弊所の弁護士を私選弁護人として選任いただいたのです。
担当の弁護士は、警察に対して弁護人選任届を提出すると共に、依頼者様に対して取調べに対するアドバイスを徹底して行いました。
その結果、依頼者様は詐欺の共犯として検察庁に送致されるも、検察官の取調べを受けることなく不起訴が決定したのです。

結果

不起訴

弁護活動を終えて

身に覚えのない事件や、やったかもしれないが覚えていない行為で、警察の取調べを受け、どのように対処していいのか分からない方は、是非、今回の依頼者様のように、弊所の無料相談をご利用ください。
警察官は、取調べのプロで、あくまでも立件するために取調べを行っているので、やっていない、覚えていない事を主張してもなかなか聞き入れてくれませんし、逆に、物事を決めつけて取調べを進め、あたかもあなたがやったり、覚えているかのような内容の調書を作成することがあります。
そして不安を抱えた方が、警察官から言われるがまま、誤った内容の調書に署名・指印してしまうことによって冤罪事件が生まれてしまうのです。
こういた自体を防ぐために弁護士は、取調べを受けている方にしっかりと寄り添い、取調べに対するアドバイスを徹底的に行います。
そういった弁護士の活動によって、依頼者様の不安を少しでも解消でき、取調べに対してきちんと対応することができます。
今回の弁護活動においても、徹底したアドバイスができたことで、結果的に不起訴を獲得できたものだと思います。

 

【お客様の声】性風俗トラブル 風俗嬢との示談で事件化を回避

2023-07-10

性風俗トラブル(本番強要)で、風俗嬢との示談で事件化を回避した弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が紹介します。 

事件概要と弁護活動の経過

依頼者様(40代男性)は、性風俗店を利用した際に、お店に禁止されている本番行為をしました。
当時、依頼者様は風俗嬢の了承を得て本番行為に及んでいましたが、行為後に、風俗嬢から「同意していないので挿入してきた。誠意を見せてくれなければ警察沙汰にする。」等と言いがかりをつけられており、今後の対応に困り弊所の無料相談を利用しました。
依頼者様は、今回のトラブルが長期化したり、警察沙汰等の大事になることを懸念しており、「多少金額が高くなっても風俗嬢にお金を払って解決したい。」と考えていました。
そこで担当の弁護士はすぐに風俗嬢に接触をはかり、依頼者様の意向を伝えた上で示談を持ち掛けたのです。
その結果、ご依頼いただいた翌日には風俗嬢との間で示談を成立させることができ、刑事事件化を回避することができたのです。

結果

刑事事件化の阻止

弁護活動を終えて

性風俗店における本番強要といった風俗トラブルは、被害者とされる風俗嬢が警察に被害を届け出たからといって全てが事件化されるわけではありませんが、何も対処しなければ、ある日突然警察から電話がかかってきたり、最悪の場合は逮捕されてしまうこともあり得ますし、周囲に性風俗店に利用が知れてしまうこともあります。
また結果的に大事にならなかった場合でも、相手が警察に訴えているのかなど、相手がどういった行動をとっているか知ることができないので、不安を抱えながら日常生活を送らなければなりません。
そういった思いで日常生活を送るのであれば「安心を買う」といった意味で、今回の依頼者様のように、早期解決を目指して風俗嬢と示談するのも一つの解決方法だと思います。
ですので、こういった風俗トラブルに巻き込まれた方は、自分で解決しようとせずに、まずは弁護士に相談していただき、どの様に対処すべきかを考えていただくことをお勧めします。
今回の弁護活動では、示談金という出費が発生したものの、何よりも依頼者様が希望していた早期解決を実現できたことが大きな成果だと思います。

【お客様の声】人前で自慰行為 公然わいせつ事件で不起訴を獲得

2023-07-07

人前で自慰行為をした公然わいせつ事件で、不起訴の獲得に成功した弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が紹介します。 

事件概要

依頼者(40代男性、前科なし)は、大阪府内の繁華街にあるゲームセンターにおいて、自慰行為をしたとして、犯行から1カ月以上が経過して警察の取調べを受け、公然わいせつ罪で検察庁に書類送検(送致)されました。
検察庁からの呼び出しを受けた後に選任した弁護士のアドバイスで、心療内科を受診するなどして積極的に再発防止に取り組んだことが評価されて、不起訴を獲得することができました。

結果

不起訴処分

事件経過と弁護活動

本件犯行は、ゲームセンターに設置されている防犯カメラ映像から明らかとなっていたものの、犯行状況を直接目撃した者は存在しなかったために謝罪や示談交渉といった被害者対応の活動を行うことができませんでした。
ただ依頼者は既に、犯行現場となり迷惑をかけたゲームセンターに対して謝罪しており、お店側にも謝罪を受け入れてもらうことができていました。
そこで弁護士は、依頼者と共に、どうして犯行に及んでしまったのかを検証し、その上で、依頼者には診療内科に通院していただき、再発防止に向けて取り組んでいただきました。
そしてこうした取り組みを検察官に報告し、不起訴処分を求めて交渉した結果、最終的に依頼者の不起訴を獲得することができました。

【お客様の声】公然わいせつ罪等で逮捕 早期釈放と不起訴の獲得に成功

2023-07-06

公然わいせつ罪等で逮捕された方の、早期釈放と不起訴の獲得に成功した弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が紹介します。

 

◆事件概要◆

依頼者のご主人(30代男性、会社員、前科なし)は、電車内において性器を露出して自慰行為を行い、近くにいた女性に向かって射精したとして逮捕され、その警察署に留置された後に、検察庁に送致、勾留請求されました。
ご主人の逮捕を知った依頼者に初回接見サービスをご利用いただき、その後弁護活動を行った弁護士は、勾留決定を阻止しご主人の早期釈放を実現すると共に、女性被害者との示談を締結させて不起訴処分の獲得に成功しました。

◆結果◆

勾留阻止(早期釈放)
不起訴処分

◆事件経過と弁護活動◆

ご主人の逮捕を知った依頼者に初回接見サービスをご利用いただいたことから、ご主人が検察庁に送致されると同時に、弁護活動を開始しました。
まずご主人の早期釈放を目指した弁護士は、勾留を決定するかどうか判断する裁判官に対して、家族の監視監督下で日常生活を送り証拠隠滅や、逃亡のおそれがない旨の意見書を提出し、勾留を阻止したのです。
こうして早期釈放が実現したご主人は早期に職場復帰し、日常生活を送りながら警察の在宅捜査を受けることになったのですが、この間に弁護士は、被害者との示談交渉を行いました。
当初被害者は、被害を受けた精神的苦痛から謝罪や賠償金の受取りすら拒否していましたが、粘り強く交渉を続けたところ、犯行現場となった電車(路線)を利用しないことなどを条件に示談に応じていただくことができ、示談を締結していただくだけでなく、ご主人の行為をお許しいただく旨の上申書まで作成していただくことができました。
その結果、被害者の処罰感情が消滅したことを理由にご主人の不起訴処分が決定し、無事、刑事手続きを終結することができました。

【お客様の声】特殊詐欺の受け子で起訴 国選から私選に変更して保釈に成功

2023-07-05

特殊詐欺の受け子で起訴されるも、国選から変更した私選の弁護人が、保釈を獲得し、その後の刑事裁判において執行猶予を獲得した弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が紹介します。 

事件概要と弁護活動

依頼者の息子様(20代男性)は、友人から紹介された特殊詐欺受け子のアルバイトで、実際に、受け子をしてしまい、2回目の犯行時に警察官に現行犯逮捕されていました。
逮捕、勾留時は国選弁護人に弁護活動を任せていましたが、2件の詐欺・詐欺未遂事件で起訴されて拘置所に移送された後も保釈申請が通らず、思うような結果を得れないことから、私選で弊所の弁護士を弁護人として変更したのです。
その結果、弁護活動を開始してわずか1週間ほどで、詐欺事件の被害者様との間で、宥恕条項のある示談を成立させることができ、さらには保釈についても認容されたのです。
そしてその後の刑事裁判では、本人が起訴事実を全面的に認めていたことから事実関係については一切争うことなく、情状弁護に徹し、執行猶予を獲得することができました。

結果

保釈
執行猶予

弁護活動を終えて

特殊詐欺事件は、複数の人間が事件に関与していることから、裁判所は共犯同士の口裏合わせ等による証拠隠滅をおそれて、なかなか保釈を許可しない傾向にあり、また、最終的な刑事処分についても、初犯でも実刑判決がくだるなど厳しい判決が言い渡される傾向にあります。
ですから国選から変更した当初は、明るい結果を得ることが難しいかと思われましたが、弁護活動を開始した直後に、詐欺被害者との間で宥恕条項のある示談を締結できたことが好転機となり、最終的に執行猶予を獲得することができました。
今回は起訴されてからの弁護活動となりましたが、もし、逮捕直後から弁護活動をしていれば、より良い結果を得れていたかもしれませんが、今回は、想定できる中では最良の結果を得ることができたのではないかと思います。

【お客様の声】盗撮で逮捕 贖罪寄付で不起訴を獲得

2023-07-04

盗撮で逮捕された事件で、贖罪寄付によって不起訴を獲得することができた弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が紹介します。

 

事件概要

依頼者(40代男性、前科・前歴なし)は、大阪市内の商業施設において女性の容姿を盗撮したとして、迷惑防止条例違反で現行犯逮捕されました。
依頼者様は警察の取調べにおいて事実を認めて、スマートホンを任意提出するなど捜査に協力的だったことから逮捕の翌日には釈放され、その後は在宅で捜査が進められました。
そして警察に任意提出したスマートホンには、余罪となる盗撮が動画複数件保存されていたことから、余罪についても警察で追及を受けていましたが、依頼者様は余罪についても盗撮の事実を認めていたのです。
こうして迷惑防止条例違反で書類送致された依頼者様は、検察官の取調べを受けた際に略式命令による罰金刑の承諾書にサインしましたが、検察官から「弁護士を入れて被害者との示談すれば不起訴もあり得る事件だ。」と言われ、不起訴を目指して弁護人を選任しました。
このように依頼者様が既に略式命令の承諾書にサインしていたことから、検察官が処分決定するまで一刻の猶予もない状態で弁護活動が始まりました。
しかし検察官から開示された本件盗撮事件の被害者に連絡しましたが、被害者は示談に難色を示し先行きは暗いものでした。
そこで弁護士は担当検察官に対して、想定している罰金刑と同額の贖罪寄付をすることで不起訴を得ることができないかと、処分についての交渉を行ったのです。
そして実際に贖罪寄付をして、検察官に不起訴を求める意見書を提出しました。
その結果、依頼者様の不起訴を獲得することができたのです。

結果

不起訴処分

事件経過と弁護活動

今回のような盗撮事件では、被害者との示談が評価されて不起訴となる可能性は十分にありますが、贖罪寄付が評価される可能性は非常に低いものです。
ですから今回の事件においても贖罪寄付をすることで、不起訴を得れなかった場合は、略式命令による罰金刑と合わせて依頼者の経済的な負担が重くなってしまいます。
しかし依頼者様は、「不起訴を得るためにできることは全てやっておきたい。」という意向でした。
結果的に、贖罪寄付したことが大きく評価されて不起訴を獲得できたことは非常に良かったと思いますが、警察の捜査段階でご依頼をいただいていれば、また違ったかたちで不起訴を獲得できたかもしれません。

【お客様の声】喫茶店で盗撮 迷惑防止条例で送致されるも不起訴を獲得

2023-07-03

喫茶店において女性の姿をスマートホンで盗撮したとして警察の取調べを受け、その後、迷惑防止条例違反で送致されるも不起訴を獲得した弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が紹介します。 

事件概要と弁護活動

依頼者様(40代男性、公務員)は、喫茶店において女性の姿をスマートホンで盗撮したとして警察の取調べを受けており、今後の手続きや処分について不安を抱き、弊所の無料相談を利用しました。そして、弊所の弁護士を私選の弁護人として選任いただきました。
今回の事件は、女性の下着等を撮影するという盗撮事件ではなく、女性の容姿を隠し撮りするというもので、迷惑防止条例の「卑わいな言動」に当たるものでした。
しかし警察の取調べでは「下着を盗撮する目的だったのだろう」と厳しい追及を受けていたため、まず弁護士は警察署に弁護人選任届を提出し、依頼者様に取調べに対するアドバイスを徹底的に行いました。
また今回の事件は特定の女性を狙っての犯行ではなく、被害届も提出されていなかったことから、通常であれば、警察が事件化するような事件ではないのですが、依頼者様が公務員であるために警察は非常に厳しい対応をしており、警察での取調べ終了後は、迷惑防止条例違反で検察庁に送致されました。
そこで弁護士は、依頼者に誓約書を作成していただき、その誓約書を担当の検察官に提出して不起訴を求めたのです。
そしてその結果、依頼者様の不起訴が決定しました。

結果

不起訴

弁護活動を終えて

警察等の捜査当局は、公務員等の社会的地位のある職業についている方が何か事件を起こすと、必要以上に厳しく捜査を行う傾向にあります。
今回の事件も、検察庁に送致されるほどの事件ではありませんでしたが、警察は厳しい取調べの末に迷惑防止条例違反で書類送致しています。
こういった状況をふまえて、弁護活動を開始した当初から、依頼者様には取調べに対するアドバイスを徹底的に行い、依頼者様の不安を少しでも和らげるように努めました。
そして結果的に不起訴を獲得することができ、依頼者様のお仕事に影響が出なかったことが今回の弁護活動の一番の成果ではないでしょうか。

 

【お客様の声】同僚の自宅に不法侵入 示談によって執行猶予を獲得

2023-07-01

同僚の自宅に不法侵入するなど、2件の住居侵入罪と窃盗罪で起訴された事件で、被害者との示談を成立させて執行猶予を獲得した弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が紹介します。 

事件経過と弁護活動

依頼者は(40代男性、前科なし)は、勤務中に同僚のカバンから盗んだ鍵を利用して同僚の自宅に忍び込み、そこで被害者家族の自宅の鍵を盗み、後日、その鍵の合鍵を作製しました。
そしてその合鍵を利用して、今度は被害者家族の自宅にも不法侵入しようとしたのですが、室内にいた家族に気付かれて逃走したのです。
犯行後、現場の様子を見に行ったところ、多くの警察官が臨場していたことから被害者が警察に通報したことを知った依頼者は、今後逮捕されることをおそれて弊所の弁護士を私選弁護人として選任しました。
選任後しばらくして依頼者が警察に逮捕され、その後勾留請求されたことから、まず弁護士は、裁判所に対して勾留の決定をしないように申し立てたところ、勾留請求は却下され、依頼者は早期釈放されました。
釈放後、在宅での捜査が約半年間続き、弁護士は依頼者に対して、その間に行われた取調べ等に対するアドバイスを行うと共に、被害者に対して示談交渉を行いました。
その結果、起訴までに示談を締結させることに成功し、被害者様に賠償を受け取ってもらうことができたのですが、被害者様の宥恕を得ることまではできず、依頼者は、2件の住居侵入罪窃盗罪で起訴されてしまいました。
しかしその後の刑事裁判では執行猶予を獲得することができ、依頼者は服役することなく社会復帰することができたのです。

結果

勾留阻止(勾留請求却下)
執行猶予

弁護活動を終えて

今回の依頼者は
①職場において同僚のカバンから自宅の鍵を盗んだ窃盗事件
②その鍵をを利用して同僚の自宅に忍び込み、そこで同僚の家族の自宅の鍵を盗んだ住居侵入と窃盗事件
③同僚の自宅から盗み出した鍵をもとに複製した合鍵を利用して同僚の家族宅に忍び込もうとした住居侵入未遂事件

と複数の事件を起こしており、その内容は非常に悪質だったことから、弁護士は、当初から警察に逮捕されることを見越して弁護活動を開始しました。
その甲斐あって、勾留請求却下によって早期釈放を実現することができたのです。

また事件の悪質性から、この事件の被害者感情は非常に強いもので、なかなか示談を締結させることができませんでしたが、粘り強く交渉を続けたところ、なんと交渉を開始して5カ月近く経過して示談を締結させることができ、被害者様に賠償を受けとってもらうことができました。
このように示談の締結が、その後の裁判でも高く評価されて執行猶予を獲得できたことは言うまでもありませんが、できることであれば、示談締結の際に宥恕を得ることができていれば、不起訴を獲得することができたのではないかと、悔しい思いが残る弁護活動となりました。

 

【お客様の声】電車内での盗撮事件で現行犯逮捕 示談締結によって不起訴を獲得

2023-06-30

電車内での盗撮事件で、被害者と示談締結したことによって不起訴を獲得した弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が紹介します。 

事件概要と弁護活動

依頼者の旦那様(50代男性、同種前科あり)は、走行中の電車内においてスマートホンを使って女子高生を盗撮したところを、偶然、乗り合わせていた私服警察官に目撃され、その場で、現行犯逮捕されてしまいました。
逮捕を知った奥様から初回接見サービスのご依頼をいただき、弊所の弁護士が旦那様に初回接見しましたが、当初旦那様は、家族に事件内容が知れてしまうことを懸念して、弁護士に事件詳細を相談することを拒んだことから、弁護士は事件の真相を知ることができませんでした。
ただ旦那様は警察の取調べにおいては、盗撮逮捕事実を認めていたようで、証拠品となるスマートホンを押収されていたことから、逮捕の翌日に釈放されたのです。
そしてその後、釈放された旦那様から今後の弁護活動のご依頼をいただいて弁護活動を開始するに当たって、旦那様から事件の詳細を聞き取ることができ、今後の弁護方針を決めることができました。
旦那様は、十数年前に同じ盗撮事件で罰金刑を受けた前科があることから、今回の事件では公判請求されることをおそれていたので、弁護士は、被害者との示談を締結させて不起訴を目指したのです。
早速弁護士が、警察から開示された被害者様に連絡を取り示談交渉を開始したのですが、被害者の処罰感情は非常に強いもので示談交渉は難航しました。
しかし弁護士が粘り強く交渉を続けたところ、宥恕条項まで得ることができませんでしたが、何とか賠償を受け入れてもらうことができ、示談書の作成にも応じてもらうことができたのです。
こうした弁護活動が評価されたのか、旦那様は不起訴となり刑事手続きを終えることができました。

結果

不起訴

弁護活動を終えて

今回の弁護活動は、被害者がまだ高校生であったことから、その親御様との示談交渉となり、非常に交渉が難航しました。
まだ高校生のお子様が盗撮被害にあっているのですから、親御様がお怒りになるのは当然のことです。
今回の示談交渉では、粘り強く交渉を続け、被害者様の希望条件を盛り込むことで示談を締結することができたのですが、宥恕条項を得ることができなかったのが心残りではあります。

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