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【お客様の声】不同意わいせつで検挙 早期示談により不送致に

2025-08-26

本日のコラムでは、スーパーで女性のお尻を触った不同意わいせつ事件で検挙された男性が、早期示談により不送致となった事件の弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部がご紹介します。

◆事件内容と経過◆

男性は、買い物に行っていたスーパーの店内において、女性とすれ違う際に、とっさに女性のお尻を触ってしまいました。
男性は、被害女性の通報によって駆け付けた警察官に不同意わいせつ罪で検挙され、その後警察署で取調べを受けましたが、当初男性は容疑を否認していました。
しかし、その後店内の防犯カメラに、故意的に犯行に及んでいる映像が残っていることが判明し、男性は犯行を認めたのです。
男性のご家族は、このままでは男性に何らかの刑事罰が科せられ前科が付いてしまうのではないかと不安になり、弊所に弁護活動を依頼されました。
弁護士は早期に、警察に対して被害者情報の開示を求めて、被害者女性との示談交渉を開始しました。
そして早期に示談が成立し、被害者女性が男性に対する刑事罰を望まない旨を申し立てたことから大生に対する捜査は打ち切られ、検察庁に送致されずに手続きが終わりました。

◆結果◆

不送致

◆解説◆

いわゆる痴漢行為ですが、適用される罪名は「不同意わいせつ罪」でした。
不同意わいせつ罪は、有罪が確定すると「6ヶ月以上10年以下の拘禁刑(当時は懲役)」が科せられます。
不同意わいせつ罪の法定刑には罰金刑が規定されていないので、男性のように事実を認めて、防犯カメラ映像など有罪を認定することができる証拠がハッキリしている場合、不起訴を目指す弁護活動をしなければなりません。
そして不起訴を目指すには、被害者と示談を締結することが最重要となり、起訴されるまでに宥恕条項のある示談を締結することができれば、不起訴になる可能性がグッと高くなります。
ただ今回の事件は、警察の捜査が初動の段階で、被害者女性と宥恕条項のある示談を締結できたことが大きく評価され、警察はそれ以上の捜査を行うことなく、不送致を決定したようです。

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【お客様の声】無免許で速度超過 公判請求を回避し略式罰金

2025-08-23

本日のコラムでは、高速道路のオービスによる速度超過(スピード違反)の取り締まりを受けた際に、無免許運転が発覚した男性のお客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部がご紹介します。

◆事件内容と経過◆

男性は、今回の事件が発覚する約1年前に速度超過(スピード違反)の取り締まりを受け、その後、運転免許を失効していました。
運転免許を失効したことを会社に報告することができず、ずるずると無免許運転を繰り返していた男性は、ある日、高速道路上に設置されているオービスによって速度超過(スピード違反)の取り締まりを受け、その際に無免許運転でも摘発されてしまいました。
男性は、警察署から出頭要請を受けましたが、事前に刑事弁護人を選任しており、随時取調べに対するアドバイスを受けたりすることができ、最終的に公判請求を免れ、略式命令による罰金刑で手続きを終えることができました。

◆結果◆

略式命令による罰金刑

◆解説◆

免許を失効するきっかけとなった速度超過(スピード違反)から1年足らずで本件を起こしていることから、速度超過(スピード違反)の常習性がうかがえる上に、新たに無免許運転をしていることから、当初は、公判請求が見込まれる事件でした。
担当した弁護士は、警察署に出頭し取調べをうける男性に対して、綿密に取調べに対するアドバイスを行うと共に、警察や検察に対しても細目に連絡をし、特に検察官に対しては男性の処分の軽減を求めました。
その結果、男性は最終的に公判請求を免れ、略式命令による罰金刑で手続きを終えることができました。

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【お客様の声】窃盗容疑で取調べ 冤罪が証明されて不送致に

2025-08-20

本日紹介するお客様の声は、職場のお店で売上金を盗んだという窃盗の容疑をかけられて警察で取調べを受けていた女性の事件です。
弁護士が取調べに対するサポートを行ったことから冤罪が証明されて、不送致となった弁護活動を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部がご紹介します。

◆事件内容と経過◆

女性は、正社員として勤めている薬局で売上金を盗んだ容疑をかけられて警察の取調べをうけていましたが、女性には、全く身に覚えのないことでした。
しかし警察の取調べでは厳しい追及を受け、どうにか自分の冤罪を証明できないものかと弊所を頼ってこられました。
選任された弁護士は、警察に対して弁護人選任届を提出し、警察の取調べを受ける女性をサポートしました。
その結果、冤罪が証明され、女性は検察庁に送致されることなく(不送致)手続きを終えることができました。

◆結果◆

不送致

◆解説◆

昔とは違い、警察や検察等での取調べは厳格なルールの下に行われるようになってきていますが、厳しい取り調べが行われている事実は否定できません。
今回の女性も警察での取調べでは、犯人と決めつけられているかのような非常に厳しい対応をされており、大きなストレスをかかえていました。
弁護士は、女性に対して、取調べのアドバイスを行うだけではなく、女性が不安を感じることなく取調べに応じることができるようにサポートしました。
結果的に警察は女性が犯人だと立証することはできなかったようで、最終的に警察は女性の不送致を決定しました。
女性が警察の取調べを受け始めて不送致が決定するまで2年近くかかりましたが、この結果を得れたのは、女性が弁護士のアドバイスに従い、警察の取調べに屈しなかったからです。

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【お客様の声】白タク営業で逮捕 保釈による早期釈放と執行猶予の獲得

2025-08-17

本日紹介するお客様の声は、無許可で観光客に対してタクシー業務を行っていた、いわゆる白タク事件で逮捕された男性の事件です。
長期にわたって複数回、白タク営業を行っていたため厳しい判決が予想されましたが、執行猶予付きの判決を得ることができた弁護活動を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部がご紹介します。

◆事件内容と経過◆

男性は、関西国際空港を中心に、日本を訪れた外国人観光客に対して無許可でタクシー業務を行っていたとして、仲間と共に道路運送法違反で警察に逮捕されました。
逮捕された男性は20日間の勾留の後に起訴されましたが、起訴後すぐに弁護士による保釈請求が認められて、釈放されることとなりました。
刑事裁判では、男性が従属的立場で犯行に加担していたことや、交際相手の監督下で更生に向けて取り組むことを主張し、執行猶予付きの判決を得ることができました。

◆結果◆

保釈
執行猶予

◆解説◆

昨今の日本では、インバウンドによる外国人観光客の増加にともない、タクシー不足が大きな問題になっています。
そんな中、タクシー業を無許可で営む、いわゆる「白タク」が増加しているのも事実で、警察は白タクの取り締まりを強化しています。
男性も、一緒に逮捕された仲間に誘われて白タクを行ってしまったのですが、自分の行為が法に触れるとまでは深く考えていなかったようです。
しかし違法行為の期間は1年間にも及び、違法行為によって得た利益も相当なものでした。
男性は、逮捕前から警察による家宅捜索や取調べを受けており、その時点で弊所の弁護士を弁護人として選任していました。
そのため、逮捕直後から弁護士による手厚い弁護活動を受けることができ、万全の態勢で取調べに臨むことができただけでなく、弁護士が接見時に伝言を承ることで、外部にいる方々に男性の指示を伝え、各種手続きを滞りなく進めることできたようです。
また起訴前の勾留中の釈放はかなわなかったものの、起訴されてからすぐに保釈によって釈放されたことから身体拘束による影響を最小限にとどめることができました。
そして在宅で迎えた刑事裁判では、裁判官から厳しい意見はあったものの執行猶予を獲得することができ、社会復帰することができたのです。

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【お客様の声】連続不同意わいせつ事件で逮捕 示談により執行猶予を獲得

2025-08-14

本日紹介するお客様の声は、夜間帯に連続して不同意わいせつ事件を起こして逮捕されてしまった男性の事件です。
男性は3件の不同意わいせつ事件で起訴されてしまったものの、早期に保釈による釈放が実現し、裁判においても、被害者の示談が成立したことから執行猶予を獲得するができました。
本日の、この事件の弁護活動を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部がご紹介します。

◆事件内容と経過◆

男性は、夜間帯に路上において、通行中の女性に対して、抱きついたり、キスをしようとする等のわいせつ行為を行い、警察に不同意わいせつ罪で逮捕されました。
捜査で明らかとなったのは、それぞれ別の女性被害者に対する3件の不同意わいせつ、不同意わいせつ未遂事件でした。
逮捕直後から男性は容疑を認めていましたが、起訴前に被害者情報が開示されず、起訴前に被害者と示談することができなかったことから、男性は3件すべての事件で起訴されてしまいました。
しかし、起訴直後に行った保釈請求がすぐに認容されたことから男性は起訴された翌日には釈放され、在宅で刑事裁判を受けることとなりました。
また刑事裁判が結審するまでに全ての被害者と示談することができ、結果的に男性は執行猶予を得ることができ、服役を免れました。

◆結果◆

保釈
執行猶予

◆解説◆

わいせつ行為自体は、抱きついたり、キスをしようとする等、悪質性の高いものではありませんでしたが、短期間に連続して犯行に及んでいるという点で、常習的犯行ととらえられ、警察や検察は、起訴を見越した捜査を展開しており、勾留期間中は、被害者情報をなかなか得ることができず、釈放もかないませんでした。
しかし起訴後には被害者や被害者代理人との示談交渉がスムーズに進み、結審するまでに全ての被害者と示談を締結することができました。
また勾留期間中に、ご家族に協力していただき、保釈請求の準備を行っていたことから、起訴後、速やかに保釈請求をすることができたので、釈放を早期に実現することができました。
起訴前の勾留期間中に被害者と宥恕条項のある示談を締結することができていれば不起訴の可能性があったのではないかと悔やまれる結果となりましたが、男性の更生に期待をしようと思います。

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【お客様の声】被害者との示談が成立 盗撮事件で略式罰金

2025-08-11

本日紹介するお客様の声は、盗撮事件で被害者との示談が成立したにも関わらず略式命令による罰金刑となった男性の事件です。
被害者とは宥恕条項のある示談が成立していましたが、検察官は略式命令による罰金刑の処分を決定しました。
本日は、この事件の概要と弁護活動を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部がご紹介します。

◆事件内容と経過◆

男性は、駅構内のエスカレーターにおいて、小型カメラを使って女性のスカート内を盗撮したところを被害者女性に気付かれました。
そして、そのご通報で駆け付けた警察官によって逮捕されてしまいましたが、事実を認めていた男性は翌日には釈放されました。
釈放後に選任された弁護士は、被害者女性と交渉を重ね、宥恕条項のある示談を締結することができましたが、その結果をもってしても、検察官は略式命令による罰金刑の処分をくだしました。

◆結果◆

略式命令による罰金刑

◆解説◆

盗撮した男性に適用されたのは「性的姿態等撮影罪」です。
性的姿態等撮影罪は令和5年7月に施行された法律で、この法律が施行されるまで盗撮行為は各都道府県の迷惑防止条例違反の適用を受けていました。
しかし盗撮行為に、性的姿態等撮影罪が適用されるようになって、盗撮行為に対しては、それまでより、比較的厳しい刑事罰がくだされる傾向があります。
盗撮行為に対して迷惑防止条例が適用されていたころは、被害者との間で宥恕条項のある示談を締結することができれば不起訴処分となる可能性が非常に高かったのですが、今回の事件はそうはいきませんでした。
しかも今回の男性は、初犯で前科もなかったのですが、不起訴の獲得がかなわなかった残念な結果となってしまいました。

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【お客様の声】受け子で逮捕の高校生 保護観察処分により高校復学

2025-08-08

受け子で逮捕された高校生の少年院送致を回避し、保護観察処分となったことで高校に復学することができた事件の弁護活動について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が解説します。

◆事件内容と経過◆

大阪府内の私立高校に通う少年は友人に誘われ特殊詐欺事件の受け子をしてしまいました。
ただ犯行を完遂できず現場から逃走する際に警察官の職務質問にあい、警察署に任意同行後、窃盗未遂罪で逮捕されてしまったのです。
少年は10日間の勾留後、観護措置決定によって少年鑑別所に収容されました。
そして少年は、約4週間の観護措置期間を経て少年審判を受けたのですが、その少年審判で下された処分は保護観察処分でした。
少年院送致を免れたことで、少年は高校に復学することができ、更生に向けた一歩を踏み出すこととなりました。

◆結果◆

保護観察

◆解説◆

少年事件は成人事件とは手続きが異なり、勾留後に観護措置の期間が設けられているため、結果的に身体拘束の期間が長くなってしまうことがあります。
今回の少年も、弁護士による観護措置を回避するための活動がかなわず、約4週間、少年鑑別所において観護措置の期間を過ごすこととなりました。
このように少年の早期釈放の願いはかなわなかったのですが、その分、少年審判に向けて十分に準備することができ、より深く少年には反省を深めてもらうことができました。
また親御さんには、少年が更生し再犯しないために、どうすべきかを真剣に考え、どのように取り組んでいくのかを検討いただきました。
特殊詐欺事件は社会的にも影響が大きい事件であり、最近では若年層が受け子等の組織の末端として事件に関わってしまうケースが増加しており、犯罪の類型としては悪質性の高いものに分類されます。
そのため、特殊詐欺事件に関わった少年は少年院送致など、厳しい処分となりがちですが、逮捕後に少年が深く反省し、再発防止に向けた強い意志をもっていることが評価され、保護観察となりました。
大学進学を目指している少年にとって、身体拘束期間が長くなってしまったことは負担になりましたが、保護観察処分に終わったことで、高校に復学できたことが何よりの成果だったのではないでしょうか。

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【お客様の声】連続不同意わいせつ事件で起訴 示談によって執行猶予を獲得

2025-08-05

本日紹介するお客様の声は、4件の不同意わいせつ事件で起訴された男性の事件です。
男性は、起訴前に別の私選弁護人を選任して被害女性の一部と示談を締結していました、起訴後に弊所の弁護士に変更し、残る被害者と示談することができました。
そして刑事裁判では被害者全員と示談が成立することが評価されて執行猶予を獲得することができました。
本日は、この事件の概要と弁護活動を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部がご紹介します。

◆事件内容と経過◆

男性は、大阪市内の路上において女性の胸等を服の上から触る痴漢行為を繰り返した事実で、警察の在宅捜査を受け、4件の事件で検察庁に送致されました。
起訴前に私選の弁護人を選任し被害女性4人と示談交渉をしていましたが、2名としか示談を締結させることができず、男性は全ての不同意わいせつ罪で起訴されてしまいました。
男性は、残る2名の被害女性との示談を求めて、弁護士を切り替え、改めて弊所の弁護士を私選弁護人として選任しました。
そして、その弁護士が残る2名の被害女性との示談を締結させることに成功し、裁判では執行猶予を獲得することができました。

◆結果◆

執行猶予獲得

◆解説◆

弁護人は大きく分けると私選弁護人と国選弁護人があり、刑事手続きの途中であっても、弁護人を変更すことは可能です。(基本的に国選弁護人を別の国選弁護人に変更することは不可)
今回の弁護活動においても、男性は別の弁護士を私選弁護人として選任されていましたが、起訴されてしまったことをきっかけに弊所の弁護士を私選弁護人として改めて選任されました。

男性の起こした事件は、女性の身体を服の上から触るといった、犯行態様こそ軽微なものでしたが、短期間の間に連続して事件を起こしていることから、犯行の常習性がうかがえ、刑事裁判で確実に執行猶予を獲得するには全ての被害女性と示談することが必要でした。
担当する弁護士は、刑事裁判の準備をすると共に、起訴までに示談できていなかった2名の被害女性との示談締結を目指して弁護活動を開始しました。
その結果、残る2名の被害女性との間で宥恕条項のある示談を締結することができたのです。
もし起訴前に全ての被害女性と宥恕条項のある示談を締結することができていれば不起訴もあり得たのではないかと思われますが、判決を受けた男性が更生に対して前向きに取り組まれていることを知り、非常にうれしく思います。

不同意わいせつ罪などの性犯罪事件に関するご相談

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【お客様の声】人身事故の弁護活動 略式命令による罰金刑を不起訴に減刑

2025-08-02

本日紹介するお客様の声は、車を運転中にバイクに衝突する人身事故を起こしてしまった男性の事件です。
男性は、すでに検察官から略式命令による罰金刑の処分を言い渡されていましたが、その後、弁護士が被害者であるバイクの運転手と示談を締結したことによって不起訴を獲得できました。
本日は、この事件の概要と弁護活動を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部がご紹介します。

◆事件内容と経過◆

男性は、東大阪市内の幹線道路を車で走行中に、大型バイクに後方から追突する人身事故を起こしてしまい、送致後に、検察官から過失運転致傷罪で略式命令による罰金刑の処分方針を言い渡されていました。
男性は、すでに略式命令の承諾書にもサインをして略式手続きに同意していました、どうにか前科を避けれないものかと弁護活動を依頼されました。
すでに加入している任意保険で被害者への賠償手続きは進んでいましたが、刑事手続きにおける示談交渉がなされていなかったことから、弁護士は、被害者と刑事事件における示談交渉を行い、宥恕条項のある示談を締結することに成功したのです。
この結果をもって、男性は不起訴処分となりました。

◆結果◆

不起訴

◆解説◆

車やバイク、自転車等を運転する方は、いつ、どこで事故を起こしてしまうか分かりません。
どんなに注意して運転していても、起こしてしまうのが交通事故です。
事故を起こさないことが一番大切ですが、事故を起こしてしまったあとに、どういった対応をするかも非常に大切であることは間違いありません。
多くの方は、任意保険に加入しているので、相手への補償は保険会社に任せて大丈夫と考えられるかもしれませんが、刑事手続きにおいては保険会社による被害者対応だけでは不十分なことがよくあります。
今回の被害者様も、保険会社の補償には納得しておらず、男性の刑事罰を強く望んいたようです。
しかし保険会社からの補償だけでなく、刑事手続きにおいて示談をすることで満足できる補償を受けれることに満足し、男性に対する処罰感情がなくなったといいます。
今回の弁護活動は検察官が処分方針を決定してから開始しましたが、被害者との示談交渉がスムーズに進めることができたことから、不起訴を獲得することができました。

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【お客様の声】電車内で盗撮 被害者との示談で不起訴を獲得

2025-07-30

本日紹介するお客様の声は、通勤途中の電車内で、女子高生のスカート内を盗撮してしまった男性の事件です。
被害者である女子高生に見つかり警察沙汰になってしまいましたが、弁護士が示談したことによって、不起訴を獲得することができた弁護活動を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部がご紹介します。

◆事件内容と経過◆

男性は、通勤で利用している電車内において、スマートホンを利用して女子高生のスカート内を盗撮してしまいました。
女子高生に気付かれて駅員を通じて警察に通報され、警察沙汰になってしまいましたが、逮捕されることなく在宅で警察の取調べを受けることとなりました。
男性は、発覚する前日も同じ被害者に対して盗撮行為を行っており、警察当局は悪質性の高い犯行だと判断していました。
男性から弁護人として選任された弁護士は、被害者の親御様と接触し、男性の謝罪の意思を伝えると共に、納得していただける条件を提示し示談交渉を進めました。
その結果、被害者様との示談が成立し、最終的に男性は不起訴処分となりました。

◆結果◆

不起訴

◆解説◆

2年前に性的姿態等撮影罪が施行され、捜査当局は盗撮事件に対して厳しい姿勢を示しており、警察沙汰になると、それまでより厳しい刑事罰が科せられる傾向にあります。
実際に、各都道府県の迷惑防止で規制していた時だと不起訴になっていたような盗撮行為も、性的姿態等撮影罪の適用を受けると罰金を科せられることもあります。
ただ被害者との示談が成立し、被害者の許し(宥恕)を得れることができれば不起訴となる可能性は十分にあります。
今回の事件は、被害者が未成年だったことから、その親御様との交渉になりましたが、娘が盗撮被害にあっている親御様の怒りは相当なものでした。
そのため交渉を開始した当初は、なかなか話し合いに応じてもらうことすらできませんでしたが、粘り強く弁護士が交渉を重ね、また示談に、今後、被害者が安心して電車を利用できるような条件を加えるなどしたところ、最終的に示談に応じてもらうことができました。
検察官は、二日連続で同じ被害者に対して盗撮行為をしていることから、男性に対して厳しい刑罰を科せようとしていましたが、示談の中に宥恕の条項が組み込まれていたことから、男性を不起訴処分としました。
盗撮事件の示談は、ただ謝罪し、示談金を支払うだけでは、不起訴を得ることができない場合があります。
今後は、盗撮事件で不起訴を得るためには、示談書の内容で、宥恕条項が必至となるでしょう。

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