東大阪市の路上で男性が死亡 死亡ひき逃げ事故か!?

5月29日未明、東大阪市の路上で頭から血を流して倒れている男性が見つかりました。
男性は意識不明の状態で病院に救急搬送されましたがその後死亡が確認されたようです。
警察は死亡ひき逃げ事件とみて、逃げた車の行方を追っているようです。
5月29日付けMBSニュースの記事を参考

本日は、東大阪市で発生した死亡ひき逃げ事件について解説します。

どこの警察が捜査するの?

記事によりますと今回のひき逃げ事件が発生したのは東大阪市西石切の路上のようです。
東大阪市西石切を管轄する、大阪府枚岡警察署が捜査を行うことになるでしょうが、死亡ひき逃げ事件なので大阪府警察本部交通部も捜査を支援するでしょう。

犯人は逮捕されるの?

ひき逃げ事件は事故現場に犯人に結び付く証拠が多く残っている可能性が高いので、犯人が特定されて逮捕される可能性は十分に考えられます。
実際に死亡ひき逃げ事件の検挙率は90%を超えており、犯人逮捕に向けて警察は発覚直後から多くの捜査員を導入し初動捜査を行うでしょう。

何が証拠になるの?

まず警察は目撃者を探すでしょう。
事故そのものを目撃していなくても、事故現場付近での不審車両を目撃した人や、事故の音を聞いた人などを探し、証言を得ます。
またひき逃げ車両の特定するための証拠を採取します。
事故の衝撃で破損した車両の部品や、非常に細かい塗膜片などから事故車両が特定されることになります。
更に事故現場付近の防犯カメラ映像も重要な証拠になります。
事故現場を撮影しているカメラがなくても事故現場周辺にはカメラがあるでしょうから、そういったカメラの映像から通過車両が割り出されて、それらの車両の中から事故を起こした車両が特定されます。
死亡ひき逃げ事件の一番重要な証拠は、事故車両です。
しかし事故直後に廃車処分されたり、修理されて事故の痕跡がなくなってしまうと、その後の捜査に大きな影響を及ぼすので、警察は事故車両の押収を急ぎます。

どうやって犯人を特定するの?

事故を起こした車両が特定されると、警察は次に、事故当時、その車両を運転していた人物を特定します。
当然、車の名義人やその家族が最初に疑われるでしょうが、ネット等で車が個人売買されることも珍しくない現代においては、適正に車の名義変更がされずに転売を重ねている可能性もあるので、必ずしも事故車両が特定されたからといって、容易に運転手が特定されるとは限りません。
警察は慎重に運転手を特定して逮捕に結びつける捜査を行います。

死亡ひき逃げ事件の量刑

死亡ひき逃げ事件で警察に逮捕されたからといって必ず起訴されるとも限りませんし、起訴されたとしても有罪になるとも限りません。
また、仮に有罪が確定したとしても、どういった罪名が適用されるかによっても量刑が異なってきますし、事故の状況や、事故後に逃走した理由なども量刑に大きくかかわってきます。
ひき逃げ事件を起こしてしまった方で、どういった刑事罰が科せられるか不安のある方は、お近くの弁護士に相談することをお勧めします。

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