本日紹介するお客様の声は、無許可で観光客に対してタクシー業務を行っていた、いわゆる白タク事件で逮捕された男性の事件です。
長期にわたって複数回、白タク営業を行っていたため厳しい判決が予想されましたが、執行猶予付きの判決を得ることができた弁護活動を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部がご紹介します。
◆事件内容と経過◆
男性は、関西国際空港を中心に、日本を訪れた外国人観光客に対して無許可でタクシー業務を行っていたとして、仲間と共に道路運送法違反で警察に逮捕されました。
逮捕された男性は20日間の勾留の後に起訴されましたが、起訴後すぐに弁護士による保釈請求が認められて、釈放されることとなりました。
刑事裁判では、男性が従属的立場で犯行に加担していたことや、交際相手の監督下で更生に向けて取り組むことを主張し、執行猶予付きの判決を得ることができました。
◆結果◆
保釈
執行猶予
◆解説◆
昨今の日本では、インバウンドによる外国人観光客の増加にともない、タクシー不足が大きな問題になっています。
そんな中、タクシー業を無許可で営む、いわゆる「白タク」が増加しているのも事実で、警察は白タクの取り締まりを強化しています。
男性も、一緒に逮捕された仲間に誘われて白タクを行ってしまったのですが、自分の行為が法に触れるとまでは深く考えていなかったようです。
しかし違法行為の期間は1年間にも及び、違法行為によって得た利益も相当なものでした。
男性は、逮捕前から警察による家宅捜索や取調べを受けており、その時点で弊所の弁護士を弁護人として選任していました。
そのため、逮捕直後から弁護士による手厚い弁護活動を受けることができ、万全の態勢で取調べに臨むことができただけでなく、弁護士が接見時に伝言を承ることで、外部にいる方々に男性の指示を伝え、各種手続きを滞りなく進めることできたようです。
また起訴前の勾留中の釈放はかなわなかったものの、起訴されてからすぐに保釈によって釈放されたことから身体拘束による影響を最小限にとどめることができました。
そして在宅で迎えた刑事裁判では、裁判官から厳しい意見はあったものの執行猶予を獲得することができ、社会復帰することができたのです。

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