無許可でタクシー業(白タク)を行ったとして道路運送法違反で逮捕、起訴されるも、保釈を獲得し早期釈放を実現するとともに、刑事裁判では執行猶予判決を勝ち取り服役を免れることができた事件の、弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が紹介します。
◆事件概要◆
50代の男性が、無許可で旅行客の送迎を行っていたという、いわゆる白タク事件です。
当初事件は在宅で進められていましたが、複数が事件に関与していることが発覚し、男性は警察に逮捕されて、その後20日間の勾留後に道路運送法違反で起訴されましたが、起訴後はすぐに保釈が認められて釈放されました。
そして刑事裁判では、ご家族が身元引受人となり監視監督を約束していることが評価されて執行猶予を獲得することができました。
◆結果◆
保釈認容
執行猶予獲得
◆事件経過と弁護活動◆
当初、男性は在宅で警察の捜査を受けており犯行を認めていましたが、自宅を捜索されて数週間後に逮捕されてしまいました。
弁護士は、警察に逮捕、勾留されている男性の接見を複数回行い、取り調べに対するアドバイスを行いました。
また勾留期間中の男性は接見禁止となっていたため、ご家族などが男性に面会することができませんでした。
そのため弁護士は、接見時に、ご家族からの伝言を男性に届けたり、逆に、男性からご家族への伝言を承ったりして、身体拘束による男性や、ご家族等に対する不利益が最小限にとどまるように努めました。
そして起訴される可能性が高まった段階で、公判に向けた準備を行うとともに、起訴後すぐにでも釈放されるように保釈請求の準備を行いました。
そうしたところ、男性は起訴されたその日のうちに保釈が認容され、裁判においても執行猶予を得ることができました。