全国にチェーン展開するスーパーにおいて、お酒類を万引きした窃盗事件において、被害店舗の店長に、宥恕の内容の上申書を作成いただくことに成功し、不起訴を獲得した、弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所大阪支部が紹介します。
◆事件概要◆
事件を起こしたのは80台の高齢の男性です。
男性は、よく利用するスーパーで、酒類などの食料品4000円相当を万引きし現行犯逮捕されていました。
男性は、家族がお迎えに行ったことから釈放されましたが、同種の前科があることから、当初は何らかの刑事罰が予想されていました。
しかし弁護士が、被害店舗の店長様と交渉を重ね、店長様に宥恕の内容の上申書を作成いただくことができたために不起訴を獲得することができました。
◆結果◆
不起訴
◆事件経過と弁護活動◆
男性は2年前に同様に万引き事件を起こした前歴がありました。
そのような場合、不起訴を獲得するには、単にお店に対して被害弁償しているだけでは足りないことがあり、事件によっては宥恕条項のある示談を、検察官に求められることがあります。
しかし今回の被害者となる店舗は全国にチェーン展開するスーパーで、会社の方針で被害弁償は受け付けてもらえるものの、示談には一切応じない方針でした。
しかし粘り強く弁護士が店長と示談交渉をしたところ、示談書の作成までは応じてもらえなかったもの、店長に宥恕の内容を含んだ上申書を作成していただくことができました。
そしてこの上申書が決め手となり、検察官は不起訴を決定しました。