【お客様の声】大阪の痴漢事件で公務員逮捕 刑事専門弁護士の示談で不起訴

2016-08-08

【お客様の声】大阪の痴漢事件で公務員逮捕 刑事専門弁護士の示談で迷惑防止条例違反を不起訴

◆事件概要◆
 依頼者(40代男性、地方公務員、前科なし)が、大阪駅に向かう高速バスの車内で、乗り合わせた女性乗客の胸を衣服の上から手で触ったという痴漢行為による迷惑防止条例違反事件です。被疑者である依頼者は、バス停でバスを降ろされ、被害者女性の通報を受けて駆けつけた管轄警察署の警察官に逮捕されました。本件痴漢行為による迷惑防止条例違反事件では、被疑者である依頼者が釈放後すぐに刑事事件専門の弁護士を依頼され、弁護士による示談交渉によって前科のつかない不起訴処分を獲得して懲戒処分を受けずに済んだ事例です。

◆事件経過と弁護活動◆
 被疑者である依頼者は,逮捕後の警察署での取り調べで犯行を認めて自供したことから、逮捕翌日に釈放されて帰宅を許されました。逮捕後に釈放されたものの、警察官からは、在宅事件として捜査が続けられて,後日再度呼出しがある旨を告げられました。被疑者は、公務員として官公庁に勤務して家族である妻と子供を養っていましたが、本件痴漢行為による迷惑防止条例違反事件の内容が勤務先官公庁や家族に伝わることで、会社から懲戒免職(クビ)等の懲戒処分を受けること及び家庭生活が崩壊してしまうことを心配されて,刑事事件を専門に扱う当事務所に刑事弁護活動の依頼をされました。 
 被疑者である依頼者は,刑事事件の手続きや処分に不安を感じる一方で,被害者女性への謝罪と反省の気持ちを有しておられました。そのため,依頼を受けた弁護士は,刑事手続きの流れや取調べ対応をアドバイスすることで依頼者の不安を少しでも取り除くよう努めるとともに,被害者女性への謝罪と弁償による示談交渉を提案させていただきました。
被害者女性との示談交渉では、被疑者に被害者女性宛ての謝罪文を作成してもらうことで被害者女性に謝罪と反省の意思を伝えたうえで、適正な示談金額の提示をさせて頂きました。当初は、被害者女性の被害感情が非常に強く、示談交渉は難航が予想されました。担当の弁護士は、謝罪や反省の意思を伝えるだけでなく、被害者への接触行為は一切しないこと及び事件現場となった高速バスを利用しないことを被疑者に誓約させて接触可能性や2次被害防止のためのを対策を講じることで被害者の方に安心してもらえるよう粘り強く示談交渉を続けました。早急且つ粘り強い交渉によって、次第に被害者女性の怒りや不安は静まり、最終的に示談をまとめることに成功しました。示談成立と共に被害者女性からは被害届の取下げとお許しの言葉をいただくこともできました。
 示談を成立させた担当弁護士は、今度は検察官に対して、被害者との間で謝罪と賠償のうえで示談が成立していること、被害者が被害届を取り下げて許していること、依頼者には前科前歴がなく監督が行き届く環境であることから痴漢事件の再犯可能性がないことを主張して刑事処罰の必要性がないことを訴えました。
 弁護活動の結果、本件痴漢行為による迷惑防止条例違反事件は示談成立及び被疑者の反省と再発防止策が重視されて不起訴処分となりました。被疑者である依頼者は前科がつくことなく無事に事件を終えることができました。また、不起訴処分によって刑事裁判を回避できたことで、依頼者は懲戒処分や退職処分を受けることなく公務員としての職務を続けることができました。

202010