刑事事件用語集

アリバイ…犯罪の嫌疑を受けた者は罪を犯していないと推認させる事実。
 

違法収集証拠…違法に収集された証拠。裁判で証拠として採用されない可能性がある。
 

冤罪…無実の罪。無実であるのに犯罪者として扱われること。
 

押収…領置と差押えを合わせた総称。
 
おとり捜査…捜査機関などが身分や意図を隠して、相手方に犯罪を実行するよう働きかけ、相手方が実行に出たところを検挙する手法。
 

科料…刑罰の一つ。千円以上一万円未満の金銭を強制的に徴収する。
 
過料…行政罰の一つ。刑罰ではない。
 
観護措置…少年事件において、家庭裁判所が少年の身柄を少年鑑別所に送致すること。または、家庭裁判所調査官の観護に付すること。
 

既遂…犯罪が完全に成立していること。
 
起訴…公訴提起のこと。検察官が裁判所に対して有罪判決を求めること。
 

ぐ犯少年…少年法上のぐ犯事由があり、性格又は環境に照らして、将来罪を犯し又は刑罰法令に触れる行為をするおそれがある少年のこと。
 

刑事事件…刑罰法令の適用による処罰が問題となる事件。
 
刑事裁判…刑事事件の裁判。
 

控訴…第一審の判決に不服のある者が上級裁判所(刑事裁判の場合は、高等裁判所)に不服申立てをすること。
 
公訴時効…いわゆる「時効」のこと。犯罪後一定期間経過することで、起訴できなくなる制度。
 
公訴提起…起訴のこと。検察官が裁判所に対して有罪判決を求めること。
 
公判…裁判官、検察官、被告人(弁護人)が出席して、原則公開の法廷で審理を行う手続きのこと。裁判。

勾留…逮捕に引き続き、被疑者・被告人の身体を留置施設に拘束する手続きのこと。
 
国選弁護人…被疑者・被告人の請求又は裁判官の職権により選任された弁護人のこと。
 
告訴…犯罪の被害者その他告訴権を有する者が、捜査機関に対して犯罪事実を告知して処罰を求める意思表示。
 
告発…告訴権を有する者以外の者が、捜査機関に対して犯罪事実を告知して処罰を求める意思表示。
 

再審…判決が確定した事件につき、法定事由がある場合に、判決を取り消して裁判をやり直すこと。
 
裁判…裁判所又は裁判官がその権限として行う法的判断の表示。判決・決定・命令の3種類がある。

私選弁護人…被疑者・被告人その他弁護人を選任できる者が自ら選任した弁護人のこと。
 
示談…法的紛争を裁判によらず、当事者間の話し合いで解決する契約。
 
執行猶予…裁判所が言い渡した刑の執行を猶予すること。
 
釈放…適法な事由に基づいて留置施設に収容されている被疑者・被告人の身柄を解放すること。

準抗告…裁判官や捜査機関が行った一定の処分について、裁判所に対して取消しや変更を求める不服申し立て手続き。
 
触法少年…刑罰法令に触れる行為をした14歳未満の少年のこと。
 
親告罪…被害者等による告訴がなければ起訴できない犯罪のこと。
 
上告…第二審(刑事裁判の場合は、高等裁判所)の判決に不服がある者が上級裁判所(刑事裁判の場合、最高裁判所)に訴えを起こすこと。
 

接見禁止…勾留中の被疑者・被告人につき、弁護士以外の者との接見や書類の授受などを禁止すること。
 
接見交通(接見)…被疑者・被告人が弁護人・弁護人になろうとする者と直接会い、相互に意思伝達すること。
 

捜索…人の身体・住居などについて被疑者や証拠を発見するための強制的処分のこと。
 
送致…事件に関する訴訟記録や被疑者を送ること。
 

逮捕…逃亡や証拠隠滅を防止するために、被疑者の身体を一定時間強制的に拘束すること。
 

懲役刑…受刑者を刑事施設に留置した上、所定の作業を行わせる刑罰のこと。
 

通常逮捕…裁判官が発付した逮捕状に基づき行われる逮捕のこと。
 

当番弁護士制度…身柄を拘束された被疑者から弁護人を選任したい旨の申出があった場合に、直ちに接見に赴くことが出来るように弁護士を待機させている制度のこと。
 
特別少年院…心身に著しい故障はないが、犯罪的傾向の進んだ、おおむね16歳以上23歳未満の者を収容する少年院のこと。
 

任意同行…捜査機関が捜査上必要な場合に、被疑者その他対象者の同意を得て、警察署などに同行すること。
 

犯罪少年…刑罰法令に触れる行為をした14歳以上の少年のこと。
 
反対尋問…証人等の尋問を請求した当事者の反対当事者がその者に尋問すること。
 

被疑者…捜査段階で犯罪の嫌疑を受けている人のこと。
 
被告人…犯罪の嫌疑を受け起訴された人のこと。
 

不起訴処分…検察官による起訴しないという処分。
 

弁護人依頼権…憲法上保障されている弁護士に事件の依頼をする権利のこと。
 

保護処分…少年法に基づき、家庭裁判所が審判に付された少年に言い渡す処分のこと。保護観察、児童自立支援施設又は児童養護施設送致、少年院送致などがある。
 
保釈…保釈保証金(保釈金)の納付を条件として被告人の身体拘束を解く制度のこと。
 

未遂…犯罪行為に着手したが、犯罪を成し遂げなかった場合。
 

命令…裁判官の法律上の判断のこと。被疑者を勾留する場合などに行う。
 

黙秘権…刑事責任を問われるおそれのある不利益な事項について供述を強要されない権利のこと。
 

略式命令請求(略式起訴)…検察官が公判請求をせずに、簡易裁判所に略式命令を請求すること。

略式命令(略式罰金)…簡易裁判所が、検察官の請求により、公判手続きによらずに罰金又は科料を科す裁判のこと。

 

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