高槻市のひき逃げ事件 出頭前に自転車事故に強い弁護士に相談

2017-12-07

高槻市に住む主婦のAさんは、自転車で歩道を走行中、下校途中の小学生に接触する事故を起こしましたが、そのまま帰宅しました。
翌日の新聞で、小学生が意識不明の重傷を負い、大阪府高槻警察署が、ひき逃げ事件として捜査していることを知ったAさんは、大阪府高槻警察署に出頭する前に、自転車事故に強い弁護士に相談しました。
(※この事案はフィクションです)

過失傷害罪(刑法第209条)

Aさんの様に、自転車事故を起こしてしまい他人に傷害を負わせるとさせると、過失傷害罪にあたる可能性が大です。
過失傷害罪には「30万円以下の罰金又は科料」の罰則規定が設けられていますが、この罰則規定は、自動車で交通事故を起こして他人を死傷させた場合に適用される、過失運転致死傷罪の罰則規定「7年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金」に比べると非常に軽いものです。
しかし、近年は自転車の性能の高まりや電動アシスト自転車の普及などにより、従来よりも大幅に重量が増加した自転車が高速で走行することが容易になっています。
このような社会の変化に鑑みれば、今後は自転車の運転に厳しい目が向けられ、自転車の交通事故に対して過失傷害罪よりも罰則規定の厳しい、重過失致死傷罪業務上過失致死傷罪が適用される可能性があります。

道路交通法違反

道路交通法は、自動車やバイクに対して適用される法律と思われがちですが、自転車も軽車両に分類されるため、道路交通法の中には適用される条文があります。
今回の自転車のひき逃げ事件で適用される可能性があるのは
危険防止阻止義務違反(道路交通法第72条第1項前段)
 交通事故を起こした運転手は、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。
報告義務違反(道路交通法第72条第1項後段)
 交通事故を起こした運転手は警察官に事故を届け出なければならない。
です。
これらの義務を怠った場合には、①1年以下の懲役又は10万円以下の罰金②3月以下の懲役又は5万円以下の罰金を科せられる可能性があります。

自転車事故も刑事事件の対象となり、場合によっては厳しい刑事罰を受けることもあるので注意しなければなりません。
高槻市でひき逃げ事件を起こしてしまった方、自転車事故で警察に出頭しようか迷っておられる方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。