【お客様の声】大阪府の強制わいせつ致傷事件で逮捕、刑事専門弁護士で執行猶予判決

2016-08-04

【お客様の声】大阪府の強制わいせつ致傷事件で逮捕、刑事専門弁護士で執行猶予判決

◆事件概要◆
 依頼者の息子(40歳代男性、会社員、前科なし)は、飲酒して酒に酔って帰宅途中、大阪府大東市内の路上において、前方を歩く女性に体当たりして転倒させる等の暴行を加えて加療7日を要する怪我を負わせる事件を起こしました。息子は、後日、自宅に来た管轄警察署の警察官に強制わいせつ致傷罪で逮捕されました。本件強制わいせつ致傷事件は、逮捕直後に、被疑者である息子がわいせつ目的を認める旨の虚偽の自白(自供)をさせられたものの、早いタイミングで私選の刑事事件専門の弁護士を選任して対応したことで、起訴段階で罪名が強制わいせつ致傷罪から傷害罪に変更されて起訴され、刑事裁判では執行猶予付きの判決を獲得することができた事件です。

◆事件経過と弁護活動◆
 依頼者である父親から初めて当事務所に連絡をいただいた際、被疑者である息子は逮捕されて警察署の留置場に身体拘束されていたため、ご家族には事件や捜査状況についての情報がほとんどありませんでした。そこで、弁護士が直ちに警察署に赴き息子本人と接見(面会)することで、被疑者本人は女性への暴行行為を認めていること、本件強制わいせつ致傷事件における体当たり等の暴行行為は酒に酔って衝動的に行ってしまったもので被害者女性の身体を触る等のわいせつ目的はなかったこと、警察官による取り調べでわいせつ目的を認める旨の虚偽の自白(自供)をさせられてしまったことなどがわかりました。
 被疑者である息子は、強制わいせつ致傷罪の容疑で逮捕されていましたが、強制わいせつ致傷罪は法定刑に無期または3年以上の懲役と重い刑罰が定められた裁判員裁判対象事件とされている重大犯罪であり、長期間の身柄拘束及び懲役刑による刑務所服役のリスクが生じていました。被疑者である息子本人及び父親から、早期釈放及び懲役刑を回避して社会復帰できるよう刑事事件を専門に扱う当事務所の弁護士に刑事弁護活動の依頼がありました。
 本件強制わいせつ致傷事件が飲酒による酩酊状態での衝動的な暴行によるものである可能性が高いことを確認した弁護士は,警察での取調べに不慣れな被疑者に頻繁に面会して、被疑者の権利や、取調べの対処要領、事件の見通しなどを細かく教示して被疑者に虚偽の自白をとられないように連日の取調対応を指導すると共に、担当の検察官に被疑者の事情を説明して強制わいせつ罪での刑事裁判は困難である旨の折衝と説得を続けました。
 被疑者は、逮捕勾留による警察署の留置場に20日間にわたって身体を拘束されたものの、弁護士のサポートを受けながらわいせつ目的がなかったことを主張し続けました。被疑者の適切な取調対応と弁護士による検察官への説得交渉の結果、依頼者の強制わいせつ致傷罪の容疑は晴れて、傷害罪での起訴となりました。
 さらに担当弁護士は、依頼人や家族の協力を得て、傷害罪での起訴後ただちに被告人である息子の保釈に成功しました。保釈が認められたことで、被告人である息子は自宅から裁判に出廷することができ、精神的な安定と刑事裁判の為の十分な準備時間を確保することができました。
刑事裁判では、弁護士が、本件事件の原因が飲酒による酩酊状態にあり悪質性が高くないこと及び被告人が更生に向けた再発防止策を講じていることなどを証明する証拠を提出して、被告人を刑務所に入れる必要性がないことを訴えました。さらに、依頼者及び息子が真摯に反省して更生を誓っていること及び再発防止策と更生のための環境が整っていることなどを証人尋問や被告人質問において裁判官にきちんと話して主張できるよう、依頼者様及び息子様と綿密な打ち合わせを行いました。
 弁護活動の結果、判決では無事に執行猶予付きの判決が言い渡され、息子は刑務所に送られることなく自宅での生活に戻ることができました。息子本人は、二度と犯罪を起こさないことをお約束してくださり、事件前と同じように勤務先会社で社会復帰することができました。逮捕後の早い段階で刑事事件専門の弁護士を選任なされたこと及び弁護士の適切で迅速な弁護活動を受けられたことが、自己の主張を貫いて社会復帰することにつながりました。
 202024