【奈良市の刑事事件】保護責任者遺棄致死罪で逮捕 無罪を争う弁護士

2018-05-11

~事件~
奈良市でスナックを経営するA子は、閉店しても酔払って寝込んで起きない常連客を、店の外に出して、帰宅しました。
翌朝、常連客が凍死しているのが発見され、A子は奈良県奈良警察署に、保護責任者遺棄致死罪逮捕されました。
無罪を主張したいA子は、刑事事件に強い弁護士を選任しました。(フィクションです。)

保護責任者遺棄致死罪

老年者、幼年者、身体障害者又は病者を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な保護をせずに、その者を死亡させると保護責任者遺棄致死罪に問われます。
保護責任者遺棄致死事件を起こすと、A子のように警察に逮捕される可能性が非常に高く、刑事裁判で有罪が確定すれば、3年以上20年以下の懲役と非常に厳しい刑事罰を受けることになります。

A子の主張

今回の事件でA子は「①私は保護責任者ではない。酔払いは保護責任者遺棄致死罪の対象ではない。」と、無罪を主張しています。

①の主張について
確かに、店主と客という人間関係だけですと、A子が「保護する責任のある者」とは言い難い様に感じますが、今回の事件では、A子の店で提供された酒を呑んだ常連客が、閉店後のA子しかいない店内で泥酔したという状況があるので、A子に保護責任が生じる可能性が高いでしょう。
今回のような保護責任者遺棄致死事件の保護責任は、被害者との関係や、被害者が要保護状態に陥った理由、その状況等によって左右されるので、保護責任者であることに疑問がある方は、刑事事件に強い弁護士に相談してください。

②の主張について
ただちに泥酔者が、保護責任者遺棄致死罪でいう病者に当たるとは言えませんが、過去には高度の酩酊状態に陥り身体の自由を失い他人の扶助を要する状態にあったと認められるときは、泥酔者が、保護責任者遺棄致死罪の病者に当たるとされたことがあるので注意しなければなりません。
今回の事件では、亡くなった常連客に要保護性があったかどうかは、常連客の飲酒量や、泥酔して寝込んでしまった時の様子等によって判断される事となるでしょう。

今回の事件でA子の主張が認められるかどうかは、刑事事件に強い弁護士が、どれだけA子の主張を裏付けるための証拠を集めれるかどうかにかかるでしょう。
そしてA子の主張が認められれば、無罪判決の可能性もあるでしょう。

奈良県の刑事事件でお困りの方、ご家族、ご友人が保護責任者遺棄致死罪逮捕された方、刑事事件で無罪を主張したい方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。